Home > ロフトワークの強さ > キーワード・コラム > 『クリエイティブ・チルドレン・プロジェクト play pray paint! 』
突然激しい雨が降ったりやんだりする不安定な天候が続いた2008年夏の終わり。ロフトワークでは、KDDI協力のもと「クリエイティブ・チルドレン・プロジェクト(CCP)」の4回目をKDDIデザイニングスタジオで開催しました。今回のワークショップは1Fのオープンなステージに1枚の大きな紙を敷き詰め、アーティスト 松岡 亮と23名の子どもたちが巨大な絵をつくりあげるというもの。今回はその様子をレポートします。
松岡 亮は国内外で活躍する注目の平面作家。描く事をシンプルに続けながら、多彩なクリエイティブプロジェクトに参加。今回の企画に協力いただいたガスアズインターフェイスとも数々のワークショップを行っています。
ワークショップの開始時間。ステージの真ん中でおもむろに松岡亮がパステルで絵を描き始めます。突然の出来事に子供たちは目が釘づけに。
「あれ?先生が始まりますといって、絵を描く方法を教えてくれるんじゃないの?」
15分後、「みんな集まって」と声をかけ、子どもたち全員にクレヨンを1箱ずつ渡します。
「これからクレヨンを1箱ずつ配るから、これを全部使い切って。このクレヨンが自分の人生だと思ってめいっぱい使うこと。大人が言うことを聞いて上手に描く必要もないし、かといってぐちゃぐちゃにすればいいというものでもない。きれいに描くんだ。いいね?」(松岡)
カンバスの上で子どもたちが絵を描き始めます。最初はこじんまりとひかえめに。そんな中、松岡は子どもたちの絵の脇を、絵の上を、縦横無尽にパステルを走らせます。
それに触発された子どもたちは、やがて大胆に、いろいろなところに、夢中になって絵を描きだします。こつこつと階段の部分に自分の絵を広げていく女の子。数人で固まって絵を重ねあう男の子たち。クレヨンのフタをぞうきんがけように使って、絵をぼかして楽しむ子どもたち。後半は、一緒に描いているサポートスタッフの大人の白いシャツまでもがカンバスに。
ワークショップの様子は、KDDIデザイングスタジオの巨大モニターで街頭にも公開され、道行くひとびとの注目を集めました。夕方の突然の雨で館内に入ってきた人たちで、スタジオの周辺が人だかりになるという一場面も。
約1時間後。約6m四方のキャンバスは絵で埋め尽くされました。23人の子どもたちと松岡亮の絵が融合し、迫力のある巨大作品が完成。「大人の目を気にせず好きに大きく絵を描く」「クレヨン1箱を全部使う」「自分と人の絵が混ざり合っていく」などなど、これまで経験したことのないクリエイティブ体験を子どもたちは思う存分楽しんでいました。
最後に、スタジオに吊り下げられました作品の前で記念撮影。そして、作品の一部をラミネート加工してお土産に持ち帰り、ワークショップは終了となりました。
[開催日] 2008年9月7日
[主催] ロフトワーク
[企画協力] ガスアズインターフェイス
[協力] KDDIデザイニングスタジオ
KDDIデザインイングスタジオとロフトワーク-今回はKDDIデ ザイニングスタジオの全面協力のもと『play pray paint』が実現しました。KDDIデザイニングスタジオは原宿に位置するKDDIのパイロットショップビル、auの最新モデルの紹介とともに、アーティストのライブなども行うKDDIによるカルチャーの発信拠点です。ロフトワークとKDDIデザイニングスタジオのコラボレーションは今回で2回目。第1回は2007年にクリエイターコラボレーション活動『THE BOX SHOP』を行いました。
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