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株式会社マンダム What is hair wax グローバルサイト改善

株式会社マンダム What is hair wax グローバルサイト改善

・スモールスタート&PDCAを素早く回し、仮説の精度を向上
・アクセス解析に基づきSEO、ページ表示速度、ユーザビリティの改善策を提案
・コンバージョンに直結するコンテンツの導線をユーザ視点で徹底的に見直し

新興国展開にともなって、使い勝手を最優先に既存サイトを大幅改善

男性グルーミング事業を核として発展してきた株式会社マンダム。いまや同社のメガブランドとして成長したのが、1978年の発売以来日本の若い男性から圧倒的な支持を集めてきた「GATSBY(ギャツビー)」です。海外でも根強いファンを獲得しているこのブランド。その重要な情報発信基地となっているのがグローバルサイトです。

コンバージョンにつながる効果的なサイトを目指して、同社では現在も複数のプロジェクトが進行中。サイトのあるべき姿を探りながら、地道かつ高精度な改善を続ける株式会社マンダム グローバルEビジネス室 香川亥一郎氏とロフトワークのシニアディレクター寺井翔茉が、2013年3月から続くプロジェクトを振り返り、そのポイントと成果を確認しました。

寺井(ロフトワーク):今回のプロジェクトではヘアワックス商品「GATSBY」のUSサイト改善を進めてきました。グローバルサイトの改善に着手されたきっかけはなんですか?

株式会社マンダム グローバルEビジネス室 香川亥一郎氏

香川(マンダム): グローバルサイトを立ち上げた当初にUS向けにビジネスをスタートさせた経緯もあり、サイトの内容がUS寄りになっていました。まもなくUKに進出する話が出てきたとき、国ごとにローカライズしていく必要性が出てきました。取り扱う商品ラインナップの違いや個別のプロモーションなど国ごとに異なる情報が発生するからです。そこでこのローカライズのタイミングでサイト自体の改善をしようと思ったのがきっかけです。

アクセス解析に基づいた確かな改善施策で、数値が軒並み改善

ロフトワーク シニアディレクター 寺井翔茉

寺井:まずGoogle Analyticsを使った現状分析から始めました。その中で、「What is hair wax」ページの流入数が他ページに比べ多いのに直帰率も高いことが判明しました。前提として、USの人にはヘアワックスという製品はあまり知られておらず、アジア圏のユーザーとはヘアスタイリングに対する意識もかなり違います。そのような状況下で、せっかくヘアワックスに興味を持ってくれ検索してきてくれたユーザーの直帰率が高いというのは、もったいない。そこでまずはこのページを何とかしましょう!という提案をしました。

以前の「What is hair wax」ページは、「ワックス」と「ジェル」の機能面の違いを比較したものが主なコンテンツでした。しかし、そもそもヘアワックスが何かをよく知らないUSの人にとって、「細かな機能の違いには関心がないのでは?」という仮説をもとに、「ヘアワックスを使うことで生活の中で何が出来るのか?」というユーザー視点の切り口で訴求するように変えました。

改善前(左)と改善後(右)の「What is hair wax」ページ
大きなビジュアルや動画でワックスの特徴を分かりやすく説明、製品への導線なども整備

他のコンテンツには、SEO内部施策を検討しました。具体的にはURL正規化のほか、全ページで共通になっていたタイトルとディスクリプションタグの調整などをご提案しました。

香川:タイトルとディスクリプションタグの変更作業では、叩き台となる文章をいただいてそれを翻訳したのですが、我々メーカーが考える文章と、検索でヒットしやすい文章は違うんですね。メーカーが一番伝えたいことが、ユーザが知りたいことでないこともあると気づきました。情報の優先順位づけなどはプロの領域だと思い、すべて寺井さんにお任せすることに決めました。その結果、オーガニック検索からの流入数は順調に増えて驚いています。

寺井:一方、以前からの課題であったページ読み込みのスピードについては、Javascriptの位置調整、画像の圧縮など様々なテストを通して遅くなる要因を分析。アプリを使って帯域を制限しながら、海外のネット回線の平均値を元にスピードテストを実施しました。

香川:読み込みスピードが数字だけでなく体感レベルで変わったということは、かなりの効果が出ている証拠だと思います。もう1つの大きな改善点がユーザビリティです。デザイン重視で機能性が二の次になっていたため、情報を再整理して導線をわかりやすくしたいと考えていました。

寺井:商品画像だけだったリンクに商品説明のキャプションを付ける、敢えてAmazonへのリンクボタンの名称を「Official Store」から「Check the Price on Amazon」に変更して“買わされる”感を排除するなど、ユーザーの「選ぶ動機」を意識しながら、できるだけわかりやすく、楽しいから押したくなる仕掛けを工夫しました。

香川:商品一覧ページからAmazonへのリンクボタンを外したり、元々別だった商品詳細ページと使い方ページを1ページに統合したり、その他寺井さんの思い切った提案も実行に移しました。提案に対して結果が付いてくることが続いているので、我々も決断せざるを得ません(笑)。

  • Topページ コンテンツや導線を改善
    Topページ コンテンツや導線を改善
  • 別々だった商品詳細ページと使い方ページを統合
    別々だった商品詳細ページと使い方ページを統合
  • 改善前のAmazonリンクボタンは「USA Official Store」となっている
    改善前のAmazonリンクボタンは「USA Official Store」となっている
  • 改善後はユーザーの「選ぶ動機」を考え、文言を「Check the Price on Amazon」と変更
    改善後はユーザーの「選ぶ動機」を考え、文言を「Check the Price on Amazon」と変更

サイトを基地に、さらなるファンづくりのステージへ

寺井:リニューアル後PVなどの数値は概ね向上傾向ですが、実際はいかがですか?

香川:使いやすくなった、見やすくなったという声は社内でも出ています。ユーザも同じように感じてくれて、それが引き続き数値に表れてくれればいいなと思います。

寺井:ロフトワークを選んでいただいたのはなぜですか?

香川:組織編成の考え方にとてもスマートさと軽さを感じました。プロジェクトに合わせて人をアサインするという体制の作り方は新しくて面白いですね。そういう集団であれば提案力もあるだろうと期待しました。実際のところ、洞察して仮説を立て、その上に説得力のある提案をいただける。ハッと目が覚める感じです。芯が通っていて、その後も気持ちよくやりとりできる。期待値を超えてくるんですよ、サイコーじゃないですか!

寺井:ありがとうございます。最初にスモールスタートで結果を見ながらやっていきたいと何度も言われていましたし、香川さんの早い決断と英断のおかげでとても進めやすかったです。いずれもプロジェクトを早く正確に回すための大事な要件です。まだまだプロジェクトは続きますが、サイトをより良くするための野望はありますか?

香川:トップページもギャツビーらしく、賑やかで楽しい感じになりましたし、商品を知ってもらうための基地としてはかなり使いやすくなりました。自社サイトへの流入を増やすことだけが目的ではなく、拡散力のある情報と仕組みづくりを考えていきたいですね。

寺井:ユーザーからのフィードバックがリアルタイムに反映されていくと、生活の中に入っていけるサイトになるかもしれませんね。引き続き期待を超える提案を目指して、知恵を絞りたいと思います。

内容やお客様情報、担当ディレクター情報は本記事公開時点のものです。現在は異なる可能性があります。

お客様の声

株式会社マンダム Eビジネス準備室 主幹 香川亥一郎氏

株式会社マンダムグローバルEビジネス室
香川 亥一郎氏

組織編成の考え方にとてもスマートさと軽さを感じました。プロジェクトに合わせて人をアサインするという体制の作り方は新しくて面白いですね。そういう集団であれば提案力もあるだろうと期待しました。実際のところ、洞察して仮説を立て、その上に説得力のある提案をいただける。ハッと目が覚める感じです。芯が通っていて、その後も気持ちよくやりとりできる。サイコーじゃないですか!

制作チーム

このサービスに関するお問い合わせ

Shoma_Terai

クリエイティブDiv. シニアディレクター
寺井 翔茉

商品画像だけだったリンクに商品説明のキャプションを付ける、敢えてAmazonへのリンクボタンの名称を「Official Store」から「Check the Price on Amazon」に変更して“買わされる”感を排除するなど、ユーザーの「選ぶ動機」を意識しながら、できるだけわかりやすく、楽しいから押したくなる仕掛けを工夫しました。

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