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学校法人芝浦工業大学 Webサイトリニューアル

学校法人芝浦工業大学 Webサイトリニューアル

プロジェクト概要

  • 課題
    ・前回のリニューアルから5年経ちデザインを一新したい
    ・PV、直帰率などのアクセス数を上げたい
    ・情報量が増え、サイト構造が複雑化。ユーザが必要な情報にたどり着かない
    ・スマートフォンやタブレットなど多様化する閲覧環境に対応したい
  • 目標
    ・芝浦工業大学”らしさ”を表現したデザインと機能の実現
    ・ユーザビリティの向上
    ・CMSの全面導入と効率的な運用体制の確立
    ・スマートフォン、タブレットへの対応
  • 成果
    ・各課でコンテンツ公開の承認フローを完結させ、更新頻度が向上
    ・サイト導線が整備され、ユーザビリティが向上、届けたいユーザに適切に情報発信が可能に

プロジェクトのプロセス

ー背景

大学サイトを取り巻く環境の変化を背景に5年ぶりのリニューアルを決意

小川(ロフトワーク):リニューアルに踏み切った背景を教えていただけますか?

学校法人芝浦工業大学 経営企画部 企画広報課 Web担当 羽田 朋弘氏

羽田(芝浦工業大学):2009年に完成したWebサイトは、ニュースとイベントに関するコンテンツのみにCMSを導入しており、それ以外はhtmlを直書きしてページを作成していました。

スマホの急速な普及に加え、大学も広く情報公表が求められるなど、大学サイトを取り巻く環境が変化する中で、長年の運用で膨大な情報量になったサイトをいったん整理して、スッキリさせたいと考えたのです。

小川:具体的にはどのような課題があったのでしょうか? 

羽田:コンバーターを使った暫定的なスマホ対応は完全対応と言える状況ではありませんでした。また文科省が推進する大学などの教育情報公表への対応では、掲載する情報が増えるにつれて階層が深くなり、ナビゲーションが複雑化していました。

CMSを全面導入して効率的な情報発信のプラットフォームを整備すると同時に、今後大学広報においてWebサイトを最大限活用していく上でもリニューアルは避けられないと考え、ロフトワークにご相談しました。

ー要件定義

新サイトコンセプトの要「芝浦工大らしさ」はどのように生まれたのか

クリエイティブディレクター 小川友梨子

小川:キックオフのときに特に印象的だったのが、「大学のロゴを差し替えれば他の大学サイトとして通用できてしまうようなサイトにはしたくない、芝浦工大らしさを出したい」というお話です。

羽田:ロフトワークが手がけた工学院大学さんの実績を事前に参考にしていました。デザインもサイトの作りも、従来の大学サイトの枠にとらわれない挑戦的なものでした。

こんなサイトを作れるロフトワークは、クライアントを説得できる提案力と、裏付けがあるからだろうと思っていたので、我々の願望にも、きちんとした答えが返ってくると信じていました。

小川:羽田さんのご期待に応えるために、まずは「芝浦工大らしさ」を言語化する必要があると思いました。そこで要件定義にワークショップを取り入れ進めることにしました。

サイトコンセプトを決めるため3回のワークショップを他部署も交えて実施

全3回のワークショップを実施しました。1回目は芝浦工大らしさについてエレベーターピッチというプレゼンテーション手法を使って発表、そこで出たものをみんなで議論しました。2回目は1回目で出てきたキーワード「まっすぐ」「真面目」「ストイック」「真摯」という4つのキーワードをさらにブレイクダウンするために、「4つのキーワードを表すイメージ」を1人10個持ち寄ってそれを発表して、投票数の上位7つに共通する要素を書き出してキーワード化していきました。

この2回目が肝で、芝浦工大らしさが見えてきたな、という手応えがありました。3回目はその“らしさ”を機能やコンテンツに落とし込むためのアイデア出しを行いました。ワークショップはチームビルディングにも大いに役立ったと感じています。

羽田:さまざまな部署の人たちが参加して議論する中で、まじめで軸にブレがないなど、当学の学生像や強みを再確認できました。

ーデザイン・設計

「機能的」なサイトとはなにか?を追求

小川:デザイン・サイト設計のフェーズでは、実学を重視されている芝浦工大らしく「「見る」だけのサイトから、「使う」サイトへ。」をコンセプトに掲げて検討を進めました。

ワークショップを経てサイトの「コンセプト」と求めるべき「機能」を決める

  • Webサイトの役割・目的
    Webサイトの役割・目的
  • Webサイトの構造設計方針
    Webサイトの構造設計方針
  • Webサイトの構造設計方針
    Webサイトの構造設計方針
  • Webサイトの構造設計方針
    Webサイトの構造設計方針

テクニカルディレクター 小野村 香里

羽田:目指したのは、ユーザが求める情報が過不足なく提供され、機能の面でもシンプルで使いやすいサイトです。たとえば、受験生、在学生、卒業生に絞りあえて「保護者の方へ」というカテゴリをなくしたターゲット別ナビゲーションを設置しました。

また、研究室から芝浦工大を選んでもらうための「研究室逆引き検索」という理系大学ならではのアイデアや、特色がひと目で伝わるように当学が打ち出したい内容をもとに構成したグローバルナビゲーションなど。すべてユーザにシンプルに使ってもらうための工夫で、芝浦工大としては新しいアプローチです。

小川:仕様設計の大部分をテクニカルディレクターの小野村とともに進めていました。私が作ったワイヤーフレームをもとに、仕様詳細を2人で設計。小野村のレビューを挟むことで、下層ページの細かい仕様まで入念に描くことができました。

小野村(ロフトワーク):私はワイヤーフレームの作成段階から参加し、仕様設計を担当しました。小川とは過去にも様々なプロジェクトを一緒にやっていましたし、WebRelease2を扱うことにも慣れていたので、作業はスムーズでした。

印象的だったのは、学内から仕様変更を迫られたとき、羽田さんが「今の仕様でも吸収できる」と説得されていたことです。大学の広報課にシステムなどに明るい方がいるのは珍しいケースですが、仕様書を読みしっかり理解いただいていたのはとても嬉しかったです。

今回は承認フローの設計にも工夫をしましたよね。

羽田:はい。CMSのおかげで校内の誰もがWeb運用に関わることができるようになりました。ニュースとイベントについてはそれぞれの課で作成→承認→公開のフローを完結させ、広報課は最終的な監修だけを行う設計にしました。これによって広報課の運用負荷をできるだけ下げ、コンテンツの品質を上げることができます

できる人(広報課)にやってもらうのではなく、自分の担当分野は自分たちで情報発信するんだという意識を持ってもらいたいという狙いもあり、運用・操作マニュアルなども丁寧に整備して各課をフォローしています。

プロジェクトの成果とこれから

小川:考えること、話し合うべきことの多いプロジェクトでしたが、羽田さんはリテラシーが高くてフットワークが軽いうえに、楽しんでプロジェクトを盛り上げよう、最後までこだわっていいものを作ろうという姿勢で、一緒にやっていてもとても楽しかったです。

気分転換に青空ミーティング(芝浦工大近くの公園でミーティングを実施)や「ワイヤーフレームが決まるまで帰れま10」(某番組を真似て、ワイヤーフレームがFIXするまで帰れないミーティングを実施)などもいい想い出です。楽しみながら作れたので、つらかった記憶がありません。

青空ミーティングの様子

小野村:デザイナーが自らデザイン提案をしてくれたり、細かいJavascriptの動きにこだわってくれたり、関わるプロジェクトメンバー全員が積極的に参加してくれたのも楽しかったからでしょう。羽田さんご自身はいかがでしたか?

羽田:ワークショップで出たキーワードが、どう表現されるのか想像もつきませんでしたが、何が返ってくるだろう?と常にワクワクしながら楽しく仕事ができました。他大学にはなかなか真似のできないサイトになったと思います。各課で情報発信できるようになり、更新頻度も格段に上がっています。

取材の様子

小川:今後挑戦したいことはありますか?

羽田:たくさんあります。機能面は充実しましたが、ユーザの満足度を高めるコンテンツが不足しています。やりたいことが実現できるように設計いただいたので、オリジナルのコンテンツをどんどん増やしていきたいですね。一方で、スーパーグローバル大学に採択されたこともあり、英語サイトの整備も急務です。

小川:今後もご支援の機会があることを楽しみにしています。

プロジェクトデータ

  • 期間

    2014年3月〜2014年9月

  • 使用ツール

    WebRelease2

ロフトワークの大学サイト構築

お客様の声

学校法人芝浦工業大学 経営企画部 企画広報課 Web担当 羽田 朋弘氏

学校法人芝浦工業大学経営企画部 企画広報課
羽田 朋弘氏

ワークショップで出たキーワードが、どう表現されるのか想像もつきませんでしたが、何が返ってくるだろう?と常にワクワクしながら楽しく仕事ができました。他大学にはなかなか真似のできないサイトになったと思います。各課で情報発信できるようになり、更新頻度も格段に上がっています。

制作チーム

このサービスに関するお問い合わせ

kaori onomura

テクニカルディレクター
小野村 香里

印象的だったのは、学内から仕様変更を迫られたとき、羽田さんが「今の仕様でも吸収できる」と説得されていたことです。大学の広報課にシステムなどに明るい方がいるのは珍しいケースですが、仕様書を読みしっかり理解いただいていたのはとても嬉しかったです。

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