Main menu

工学院大学 入試サイトリニューアル

工学院大学 入試サイトリニューアル

工学院大学 入試サイトリニューアル

昨今、大学サイトは、入試情報に特化したサイトを大学本体のサイト(以下、本体サイト)と切り離して運用するケースが増えています。工学院大学でも、2013年に入試サイトを分離・独立。3年にわたり運用を続けてきましたが、更新作業に一定のスキルを要するテンプレート構造が、情報発信の自由度を狭めていました。また、スマホ対応の遅れを指摘する声もあり、入試サイトのリニューアルを決意しました。

ロフトワークでは、サイトを利用するユーザーおよび運用担当者の両視点から使いやすさを追求。アクセス解析で見えてきた傾向と課題をもとに新サイトを設計・デザインし、新たな情報発信の基盤を整えました。

プロジェクト概要

  • 支援内容
    ・アクセス解析・サイト分析
    ・Webサイト設計・デザイン・スマートフォン対応
    ・CMSテンプレート開発・実装
  • プロジェクト期間
    ・2016年4月〜2016年7月

クリエイティブ

プロジェクトメンバーと振り返る入試サイトリニューアル

小回りの利く運用基盤を創る

- 入試サイトの開設から3年が経ち、どのような課題感をお持ちでしたか?

佐野(工学院大学):一番の課題は運用していたCMSテンプレートの使い勝手でした。入試サイト開設以来、情報量を増やし、コミュニケーション強化を図ってきたのですが、より受験生に響く見せ方を工夫したくてもテンプレート構造に自由度がなく、更新しづらい現状がありました。もう少し小回りが利き、自分たちで運用しやすい環境を整えるには、リニューアルしたほうがよいと判断しました。

工学院大学 総合企画部 広報課長 佐野 勇一郎さん

- スマートフォンへの対応を見直すタイミングにもなったのでしょうか?

佐野:そうですね。既存サイトのスマートフォンへの自動変換システムで運用していましたが、コストも手間もかからなくてよい反面、デザインには課題を感じていました。モバイルでのアクセス数が6割を超え、さらに伸びていることを踏まえると、正式にスマートフォンへ対応するのは必須でした。

数値から見えてきた課題と傾向を分析

- 工学院大学とのおつきあいは、もう4年になるのですね。

濱田(ロフトワーク):はい。本体サイトのリニューアルを支援して以来、学部サイトや新学部のトップページを作ったり、アクセス解析データをレポーティングしたりもしてきました。今回ご相談いただいたときも、どんな運用を実現したいのか、どういう方向性を目指したらよいかはすぐに理解できました。

ロフトワーク プロデューサー 濱田 真一

-直近一年間のアクセス解析を実施していますが、数値からどんな課題や傾向が読み取れましたか?

濱田:よく見られているコンテンツの約75%は、出願情報や合格発表など、いわゆる入試情報です。入試サイトは、どの時期にどの情報ニーズが高まるかが明確です。そこで、時期に応じてトップページに掲載するコンテンツや位置を変更し、必要な情報への導線を作ることで、ユーザーである受験生の利便性を上げたいと考えました。

一方で、毎年作られてきたスペシャルコンテンツは、完成度が非常に高く、受験生に向けて訴求する内容でありながら、全体の数%程度のPVに留まっていることがわかりました。「スペシャルコンテンツ」というカテゴリー名も中身を想像しにくく、うまく興味を喚起できていなかったのかもしれません。

工学院大学 アドミッションセンター 入学広報部 入学広報課 廣田 祐さん

廣田(工学院大学):スペシャルコンテンツは気合を入れて作った!という自己満足で終わってしまいがち。ユーザーにしっかり見せるべきものを数値に基づいてご提案いただけたのは良かったですね。

本体サイトとの相互乗り入れを可能に

- アクセス解析から見えてきた課題を、どのように設計・デザインしていったのですか?

内藤(ロフトワーク):全体を通して、受験生が最も必要としている情報は何か?という視点で設計しました。カテゴリー名やメニュー名などのラベリングもすべて見直し、一目で中身をイメージできる言葉を選択。掲載する位置も工夫しました。

具体的には、例えば入試日程の確認をスマートフォンで行うこと考えて最適化しています。日程を一覧にするのではなく、入試の種別に出願期間と試験日を大きく表示させながら、スマートフォンでも探しやすいインターフェースを目指しました。

- 工学院大学さんからのご要望で、本体サイトとのコンテンツの相互乗り入れを可能にしたそうですね。

佐野:入試サイトに情報が載っても依頼がない限り本体サイト側では更新されなかったり、掲載情報に漏れが生じたりなど、苦労して運用していた部分でもあるので、両サイトの連携にはこだわりました。

ロフトワーク クリエイティブディレクター 内藤まり子

内藤:本体サイトに掲載されているリッチな情報は、入試サイトを訪れるユーザーも見たいはずです。従来のような更新の二度手間を防ぐために、本体サイトを更新すれば入試サイトにも反映されるようにテンプレート構造をデザインしました。同じWebRelease2上に構築することで、互いに引用できる仕組みを実現しています。

-クリエイティブ面のポイントは?

内藤:ユーザーは本体サイトと入試サイトを行き来することが想定されます。以前は本体サイトと世界観が異なりましたが、サイトを遷移した際に統一感のある印象をもってもらうために、先にリニューアルしていた本体サイトにコンセプトを揃えました。また、大学案内や入試ガイドなどを片手に閲覧することも想定し、紙の冊子ともデザインのバランスを考慮しました。

-7月にリニューアルを終えたばかりで、効果の検証はこれから、というところでしょうか。

佐野:必要な情報を適切なタイミングで発信できる体制は整ったので、あとは私たちがどう使いこなしていくかです。「ここを見れば必要な情報が必ずある」と思えるような、受験生たちの拠りどころにしていきたいですね。

廣田:入試サイトの次のピークは1月~3月。インターネット出願も一般的になりつつありますし、これから徐々に更新をかけていくなかで、どういう形で効果が表れてくるのか楽しみです。

-ここをスタート地点にどう成長していくのか、入試サイトの動きに引き続き注目していきます。

ロフトワークの大学サイト構築

学校法人工学院大学とのパートナーシップ

&