Home > 実績とお客様の声 > 株式会社 毎日コミュニケーションズ
日本を代表する就職イベントとして知られる「マイナビ就職EXPO」。その運営を手がける株式会社毎日コミュニケーションズでは、イベントへの集客を目的とした案内サイトにCMSを導入し、更新作業の大幅な効率化を図りました。セミナーへの参加が大きなきっかけとなったロフトワークとのプロジェクトについて、ご担当者様に伺いました。
1973年8月、新聞の発行および出版業、絵画・美術品の輸入販売業などを目的に、毎日新聞社の関連会社として設立された毎日コミュニケーションズ。同社が目指すのは、出版で築きあげた事業基盤を最大限に活用しながら、多様な情報や出会いを通じて、一人一人の可能性を高めていくお手伝いをすること。2007年3月には、人材情報ポータルサービスの新ブランドを「マイナビ」に統一。長年にわたる総合人材サービス企業としての強みを、さらに発展させつつあります。
今や学生の就職活動や社会人の転職活動にも、インターネットは欠かせない存在。そんな時代のニーズにどこよりも速く、かつ的確に応えていくために、同社では、「マイナビ」のブランド名を冠した人材情報サイトを複数運営しています。「マイナビ就職EXPO」の案内サイトは、そのひとつである就職情報サイトの利用者をイベント会場へと効果的に誘導し、リアルな出会いを実現するのが狙いです。
マイナビ就職EXPOは、2008年で9年目を迎えた就職イベント。企業と学生を結ぶ絶好のコミュニケーション機会として好評で、毎回、文系理系を問わず幅広い学生たちが参加しています。また、その規模も年々拡大しており、2009年卒向けの開催実績は、全国9都市、計24回、延べ36日、動員数延べ35万人。マイナビの会員数が約57万人(2008年9月現在)であるのに対し、これだけの集客を達成していることからも、イベントの重要性がうかがえます。
しかし一方で、イベントの規模拡大に伴い、半期で1千万ページビューを稼ぐという「マイナビ就職EXPO」サイトも、更新頻度はもちろん、新規ページの作成機会が増え、延べページ数は300ページにも膨らんでいました。各支社から預かった原稿や変更依頼を反映するという手作業での更新は非常に高い頻度になり、もはや限界を迎えていたといいます。しかも、これらをたった1人でまわしていたというのですから、なおさらです。
運用面での課題解決に向けてWebサイトのリニューアルを決断した同社は、CMS化の道を探るべく情報収集をスタートさせました。社内ですでにCMSの導入実績はあったものの、サイトの特性を踏まえると、果たして既存のCMSと同じ製品を適用することが正しい選択かどうか、疑問もあったからです。
とにかく話題のCMS製品を調べあげようと、各社のセミナーに足を運んでいた頃、折しも主力4CMS製品を一挙に紹介していたロフトワークのセミナーを知り参加。セミナーではWebRelease2も紹介されましたが、導入実績に名を連ねる企業がいずれも大規模だったこともあり、この時点ではあまりピンと来なかったとのこと。むしろ別の意味で収穫があったと担当者は語ります。
「CMSそのものより、ロフトワークが、CMSの導入からシステム開発、さらにはデザイン開発まで、ワンストップでお任せできる会社だと知ったことが大きかったですね。社内でCMSによる開発を経験する中で、常々デザインとシステム開発を分けるべきではないと考えていたからです。見た目もやりたいこともどんどん変わっていくため、当社が両者の間に介在するより、ロフトワークのような会社に窓口を一本化し、その中で綿密なやりとりをしていただいたほうが正確です」。
CMSの導入実績もあり、システム開発もできる。さらにデザインセンスもよい。この3つを制作会社の要件に挙げていた同社にとって、このセミナーは大きな一歩となりました。当初は他社との比較検討も頭にあったものの、ロフトワークとのやりとりを通じて、早くも「ここなら大丈夫!」という確信を強め、迷うことなく発注。同社の担当者は、最初の印象をこう振り返ります。
▲株式会社毎日コミュニケーションズ
ご担当者様
「とにかくわかりやすい。こちらのニーズに応える適切なソリューションへの導き方が巧みで、しっかりと将来像をイメージすることができました。使い慣れたCMS製品をベースに考えていた当社に対し、WebRelease2での開発をご提案いただけたことが、プロジェクトの明暗を大きく分けるポイントになりました。つまり、今回は既存のCMS製品と敢えて決別したことで、良い結果につながったと言えます」。
全国から大量のアクセスが集中する可能性、各支社での更新作業、利用者の増大への柔軟な対応、社内のイベント管理システムとの連携などを踏まえ、最終的にWebReleaseを採用する決め手となったのは、主に次の点です。
・静的生成が可能であること。
・承認機能が充実していること。
・ユーザー単位のライセンスではないこと(ライセンスコストの削減)。
・外部から読み込んだデータ(CSV、XML、RSS)から記事を生成できること。
・専門知識がない担当者にも容易に更新作業が行えること。
▲ロフトワークのCMS仕様設計書
2008年4月にスタートしたプロジェクトにおいて、同社がもっとも気を遣ったというのが、最大の課題でもあった運用面です。「手作業での更新をCMS化することで、かえって融通のきかない部分が出てくるのではないかという心配もありました」と担当者。地域ごとの特色を出したり、イベントの直前あるいは当日の突発的な変更に対応したりなど、例外事項が多いのがイベント情報サイトの悩みどころ。
ある程度自由度を持たせつつも、ページ間の均質性を保つためにはどうすればよいか。この点について熟慮に熟慮を重ねながら、ロフトワークとともに仕様を詰めていきました。これまで、ペーパーレスでWebサイトの開発を進めることの多かった同社にとっては、サイトの構造や各ページの役割を改めて整理する意味でも、非常に有意義なプロセスだったと言えるでしょう。
▲株式会社毎日コミュニケーションズ
ご担当者様
こうして最終的にロフトワークから出てきた仕様書に対して、「素晴らしいの一言でしたね。現行サイトをお知らせしたくらいで、特に詳しい情報をお伝えしていなかったのにも関わらず、非常に精度の高い仕様書が出てきたのには感心しました」と担当者は評価します。そこには、決してなんでもできるのではなく、テンプレートの枠内で、やりたい人がやりたいことを実現するための方法がしっかりと練られていました。
ロフトワークのディレクターは、構築時に工夫したポイントについて次のように語ります。
「情報が増えたときに違和感なくWebサイトが成立するよう、複数の成立パターンを考慮してテンプレートを開発しました。もちろん、数多くの学生が閲覧するサイトなので、大量の情報から必要な情報にアクセスしやすいように、ユーザービリティに配慮した設計を意識しました」。
一方で、デザイン開発においても、ロフトワークはその実力をフルに発揮。基調がグリーンであること、最も訴えるべきは開催日時と場所ということ以外に具体的なイメージなどは伝えられていませんでしたが、期待をはるかに上回る高いクオリティで同社の信頼をさらに確かなものにしました。ディレクター自らがお客様のニーズをきちんと吸収し、システム開発とデザイン開発を一貫してコントロールするからこそ、このようにコミュニケーションロスやミスの少ない正確なプロジェクトが実現できるのです。
リニューアル後は、これまでのように、本社で一括して更新作業を請け負う必要もありません。各支社の担当者が必要に応じて更新をかけられるようになり、情報提供のスピードが向上するだけでなく、急を要する事態にも迅速な対応が可能になります。
▲マイナビ就職EXPO 完成したサイト
支社から本社へ更新を依頼するというワンクッションがあることによって、手間がかかっていましたが、これからは、Webサイトの価値をこれまで以上に積極的に追求していくことで、利用者に楽しんでもらうための新しいアイデアも生まれてくるかもしれません。このように、運用側にとって更新しやすい仕組みは、情報の鮮度や質を高めるなど、結果的に利用者にとっても多くのメリットをもたらすはずです。
もちろん、リニューアルをきっかけに情報設計を見直したことで、ユーザービリティも格段に向上しています。具体的には、イベント情報のカテゴリーに応じてアイコンで判別性を高めたり、地域に特化した情報のみを表示したり、更新後1週間は「update」アイコンを表示し、1週間を過ぎると自動的に消えるなど、各所にきめ細かな配慮が施されています。運用面でのムダを省くと同時に、利用者にとってのムダな情報や操作を排除し、すべての関係者にとって使いやすいWebサイトが誕生したのです。
ひとまず「マイナビ就職EXPO」サイトの運用が起動に乗れば、今回導入したCMSをベースに、「マイナビ就職セミナー」など、他の情報サイトのCMS化を進める計画もあります。これらは相互にリソースを共有できる部分もあるため、統合すれば、より効率的な運用が可能になると考えられます。
プロジェクト全体を振り返り、「とにかくロフトワークの“丁寧さ”と“わかりやすさ”が印象的でした。また、話していて楽しくなったり、心地よかったりするんですね。そうすると、こちらのテンションも上がるし、いろいろ質問もしたくなる。結果的に仕事も順調に進みます。そんな人間対人間という根っこの部分で、ロフトワークにはとても惹かれるものがありました」と語る担当者。ここから、同社とロフトワークの揺るぎない信頼関係が見て取れます。どんなに高度な知識やスキルがあろうとも、これなくして真の成功はないのかもしれません。

とにかくロフトワークの“丁寧さ”と“わかりやすさ”が印象的でした。提案時にも、こちらのニーズに応える適切なソリューションへの導き方が巧みで、しっかりとWebサイトの将来像をイメージすることができました。デザインについても、期待をはるかに上回るクオリティの高さで驚きました。

常々デザインとシステム開発を分けるべきではないと考えていましたから、CMSの導入実績もあり、システム開発もできる、さらにデザインセンスもよいという3つを兼ね備えていたことが、ロフトワークを選んだ大きな理由です。当社が間に介在するよりも、窓口を一本化し、その中で綿密なやりとりをしていただいたほうが正確です。
「マイナビ就職EXPO CMSサイトリニューアル」の実績に関するご質問や詳しい説明のご希望等は、以下の問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
Web制作やCMSサイト構築、最新のプロジェクトマネジメント手法まで、ロフトワークでWeb制作に関する幅広い内容のセミナーを開催しています。
最新実績やコラムなどの役立つ情報をメール配信しています。
サイトの更新情報をフィードしています。
Copyright© 2000-2010 Loftwork inc. ALL Rights Reserved.