Main menu

Chiaki Hayashi

共同創業者、代表取締役
林 千晶

世界のクリエイティブ・フリークが札幌に注目! iSummit 開催レポート

世界のクリエイティブ・フリークが札幌に注目! ロフトワーク林 &荒井 のiSummit をレポート

ロフトワーク林 と ディレクターの荒井。「私たちがレポートします!」

2008年7月30日(水)から8月1日(金)までの3日間開催された、クリエイティブ・コモンズを中心とする世界的なインターネット文化の祭典「iSummit2008」が無事、終わりました。海外から200名、国内からも300名、総勢550名以上が参加する素晴らしい国際会議となりました。

気になるその中身は、Webの世界を動かしている著名人たちが、世界の最先端のデジタルクリエイティブや、CCの国際的な展開をレポートする講演やトークセッションの数々。そして、楽しみながら「Commons」の意義を体感できるワークショップなど、充実したプログラムが行われました。

熱気を帯びた現地の様子を、ロフトワークの林・荒井の2人ががレポートします!

さらに発展を遂げる、デジタルクリエイティブとCommonsの可能性

ロフトワーク 林千晶が見た、iSummit2008

去年はゲストとして基調講演をさせてもらいましたが、今年は日本での開催ということで、運営側として準備段階から参画。会議全体の企画や、異文化間での合意形成方法、グローバルな告知集客方法、ファンドレイジングなど勉強になることがたくさんありました。

世界で広がる「クリエイティブ・コモンズ」
クリエイティブ・コモンズ(CC)が導入されている国も47カ国に拡大し、参加者の国籍や領域にも大きな広がりがでました。 教育、法律、科学といった幅広いテーマで議論され、CCが「一部のネット愛好家の活動」から、本当に「インターネット時代の新しい著作権ルール」に発展する可能性を感じることができました。

オフィシャルなレポートは様々なメディアが書いているので、私なりのレポートを掲載します。

豪華な仲間たち
iSummitの大きな魅力のひとつが参加者の豪華な顔ぶれです。
主催側である伊藤穰一さんやレッシグ教授に加え、日本から角川グループの角川歴彦さん、ニフティの古河さん、アクティビストの津田大介さんや初音ミクブームをおこしたクリプトンの伊藤さんなどなど、素敵な人たちにたくさん会うことができました。
個人的には、大好きなレッシグ教授にまた会えたことがとても嬉しかったです(笑)

世界に通用するクリエイティブ
ロフトワークは今回クリエイティブ一式を担当。ロゴ開発から吊りバナー、エントランスキービジュアルまでを制作しました。キービジュアルには日本らしさの演出もかねて書家のKOYさんに依頼。世界中の仲間から大好評でした!

今回のiSummitは、豪華な仲間たちと出会う貴重な機会になりました!

Commonsの楽しさを、ワークショップで体験!

クリエイティブディレクター 荒井のワークショップレポート

iSummit2008を飾ったアートワークの数々をプロデュースした、ロフトワークのクリエイティブ・ディレクター、荒井 美奈子が、現地で開催されたクリエイティブワークショップを自ら体験。その様子をレポートします!

たくさんの人々のクリエイティブがひとつになる、"Commons Art"

一人ひとりが描く世界が、一つのクリエイティブになる
クレヨンワークショップ(Live Drawing Project)

今回、ロフトワークが企画協力した「クレヨンワークショップ」は、会場だった札幌コンベンションセンター入り口脇のスペースにて7月30日(水)~31日(木)の2日間に渡って行われました。

コンセプトは、“Commons Art”。このワークショップ、実は開催期間中に誰でもいつでも参加ができるプログラムなんです。北海道出身・在住のクリエイター 高幹雄さん、高橋喜代史さん、平塚翔太郎さんの3人が中心となり、制作をします。縦11×幅3mという巨大な紙を横に3枚並べ、その上にみんなで絵を描きます。これだけの大きなカンバスに対して使う画材は、なんと、小さなクレヨン。参加者全員が思い思いの色を手に取り、感じたままを描きました。

大きな白い紙が、時間がたつにつれてどんどんクレヨンで塗られていく様子は、まさにアートが誕生する過程。散歩中の親子連れや講演を終えた著名人、ボランティアの大学生などが絵に飛び込んで自由に描く姿は、正真正銘、リアルな゛Commons Art゛を体現しているようでした。

はじめは真白だった紙が、2日間で見事アートに埋め尽くされました。

左から高幹雄さん、 高橋喜代史さん、平塚翔太郎さん。

「さて、これがどんなアートになるのか…」と、楽しげな表情を浮かべるのは北海道でアーティストを支援している、S-AIR代表の柴田さん。3人のクリエイターさん、ICCのみなさんと一緒に本ワークショップ企画に関わった1人です。途中、床に画材がこぼれるハプニングがあったときも、「これがものづくりの醍醐味だよ!」と余裕の笑顔。さすが、北海道のクリエイターはココロも大きい! クリエイティブの楽しみ方をよくご存知です(笑)。

全参加者が列席した閉会式はできあがった作品の前で行われ、その迫力で見る人すべてを圧倒。写真を撮っていた参加者も多く、ワークショップの大成功を物語っているようでした。
そして、主催者であるiCommonsメンバーたっての希望により、この絵は南アフリカにある事務所に置かれることに! なんとも嬉しいハッピーエンドで、ワークショップは幕を閉じました。

最後に、みんなのクリエイティブでできあがった作品をエントランスの壁に展示しました。

Cシャツのデザインを作る様子

クリエイターデザインが世界の人たちとコラボ! 「Cシャツ ワークショップ」

iSummit会場で話題になっていたのが、「Cシャツ ワークショップ」。参加者は、世界のクリエイターがCCライセンス付で提供するデザイン素材を自由に使い、Tシャツのデザインを制作します。素材の中には、ロフトワークに登録しているクリエイターのみなさんによる素材もたくさんあり、その個性的なクリエイティブが人気でした。

自分でデザインしたTシャツはその場でプリントして、記念として持ち帰ることができるということで、参加者の表情は真剣そのもの。そして、出来上がったCシャツを手に取る人たちの眩しい笑顔がとても印象的でした。

その楽しさは開期中に口コミで広がり、iSummit開催期間中に常設されていたC-shirtsの制作ブースへの来訪者もどんどん増えたそうです。会場内には、できあがったばかりのCシャツを着ている人の姿も見られたほど。自作のC-shirtsを少し恥ずかしそうに、そして自慢げに着ている人たちを見て、見ていた私も思わず笑顔になってしまいました。

できあがったCシャツデザイン一覧≫

ロフトワークのクリエイターデザインが、Tシャツでコラボ!

iSummit’08に参加して —ロフトワーク 荒井

アート、教育、音楽など、業界を越えて広がるCreative Commonsの可能性を目の当たりにした3日間。さまざまなセッションや講演に参加して、著作権の在り方がいかにクリエイティブにとって重要なのかを、改めて実感しました。同時に、Cシャツワークショップや会場内を飾ったアートワークなど、ロフトワークが関わったクリエイティブが世界中の人に喜ばれているのを肌で感じることができた、嬉しい経験になりました。

「自分は何者で、どうしてここに来ているのか」を明確にすれば、国籍、地位を問わず、誰でもコミュニケーションしてくれるという経験は、これからの自分にも大きく影響しそうな予感です。

iSummit メンバーからは"All beauties from loftwork!" のコメントも。

好評につき、ワークショップ再演します!

クレヨンワークショップの楽しさを教えてくれた、GAS AS INTER FACE と、アーティストの松岡 亮さんが、この秋ロフトワークとコラボ! この機会をお見逃しなく。

●開催日: 2008年9月7日(日) 時間:15:30~18:30(受付15:00~)
●会場:KDDIデザイニングスタジオ
●募集期間: 2008年8月8日(金)~8月29日(金)
●対象: 小学生
●参加費: 無料

ロフトワークが担当した制作

執筆者

Chiaki Hayashi

共同創業者、代表取締役林 千晶

1971年生、アラブ首長国育ち。2000年にロフトワークを起業。Webデザイン、ビジネスデザイン、コミュニティデザイン、空間デザインなど、ロフトワークが手がけるプロジェクトは年間530件を超える。書籍『シェアをデザインする』『Webプロジェクトマネジメント標準』『グローバル・プロジェクトマネジメント』などを執筆。2015年4月、森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す「株式会社飛騨の森でクマは踊る」を設立、代表取締役社長に就任。

最近執筆した記事

コメント

blog comments powered by Disqus