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Kennosuke Yamaguchi

マーケティング
山口 謙之介

「知りたいこと」の先にある成果へ アクセス解析研究会

2010年秋、代表の諏訪から1通のメールが来ました。
「山口君、アクセス解析で勉強会立ち上げない?」

あまり、イベント事を企画するのは得意ではなかったのですが、1人のWeb担当者としてやってみたいことを企画に落とすことにしました。

有意義な勉強方法について考える

アクセス解析の担当者は、社内で少人数しかおらず、絶対的な正解を持っている上司がいるケースはレアです。答えのない答えを探し求めるために、セミナーや勉強会に参加し、何とかヒントを得ようとしているのではないかと想像します。

確かに新しい知識や情報を入手するのに、セミナーや勉強会に参加するのは、手っ取り早い方法で、私もこれまでに有料のものを含め、何度か、アクセス解析と名前のつくセミナーに参加しました。

セミナーに参加する時は、毎回講演の内容を自社で生かす方法を考えながら聞いているのですが、本当にピンポイントに参考になるなと思う情報は、なかなか得ることができません。

そんな中で、非常に有意義だったのが、ワークショップ形式のセミナーでした。特定のサイトについて問題点や解析の手法を、受講者の皆と一緒に考えるというイベントです。誰か特定の人の話を聞くだけではなく、自分の意見や考えを持ち寄り、議論を行うというプロセスが非常に面白く、色々な人の考えは非常に参考になり、刺激にもなりました。

企画を立てる段階で、まずやりたかったのは、このワークショップでした。

「?」マークから始まった先生とのMTG

ワークショップを行うには、アクセス解析に関する様々な疑問・質問に横断的に回答することができる先生の存在が必要不可欠で、企業内外で積極的に活動されていた清水誠さんにお願いすることになりました。

第一回目の打ち合わせで、清水さんから提案されたのは、「みなでコンセプトダイアグラムを作ってみましょう。」というものでした。予め想定していた内容と、大きく異なり、コンセプトダイアグラムとは何か。正確に理解できないまま、初回の打ち合わせは終了しました。

講師をお願いした清水さんの作ったコンセプトダイアグラム

ワークショップの中心となった、「コンセプトダイアグラム」は簡潔にいうと、サイトの機能の可視化です。サイト上の目的やゴールに到達するために、どのようなコンテンツが存在し、どのような経路でサイトへ誘導しているのか。これを整理し、図解することで、関係者間での情報共有を可能にします。

と書いてしまうと、「ふうん。」というぐらいのものですが、これが作ってみると非常に難しいのです。

簡単ではなかったコンセプトダイアグラムの作成

今回は実際に私が担当している、www.loftwork.jpを例にコンセプトダイアグラムの作成に取り組みました。一応2年半の運営・管理経験があったので、サイトの目的やKPI、誰に読んでほしいかも、把握してはいました。ただ、この理解と図解することは別物で、簡単にはいきませんでした。

清水さんに見せて頂いた例は、人、コンテンツ、ゴールが矢印で結ばれた非常に簡潔な図でしたが、自分で作ってみたところ、非常に複雑怪奇な図が出来上がるではありませんか。

複雑になりすぎた第一作目のコンセプトダイアグラムと整理した第二作目

研究会の主催者側として、コンセプトダイアグラムの一例を、参加頂く企業の皆様に分かりやすく説明しなければいけない状況で、この複雑怪奇な図は致命的です。清水さんからのアドバイスを何度も読み返し、一緒に企画していた同じ部署の君塚にも助けてもらいながら、シンプルな図にしていきました。

頭の中にあることを、図にするというだけで、見えていないものが浮き出てくる。これが、コンセプトダイアグラムの意義ですが、最初に作った図を、いったん破壊し、シンプルな図にしていく段階で、ようやく見えてきました。

課題を抱えているから熱くなれた

いよいよ、はじまったコンセプトダイアグラムを中心としたアクセス研究会。ワークショップが難しすぎたのではないかと、ヒヤヒヤしていましたが、毎回参加企業の皆さんが熱い議論を展開し、それぞれしっかりとしたコンセプトダイアグラムを完成されているのを見て、主催側にも関わらず、様々な気付きや発見がありました。

毎回次回までに取り組んで頂く課題を、宿題としてお願いするなど、決して楽な研究会ではありませんでしたが、各社とも様々な疑問や課題をお持ちで、それを解決すべく本当に真剣にワークショップに参加されていたのが非常に印象的でした。

コンセプトダイアグラムを起点に、関係者間での情報共有を促進された企業、コンセプトダイアグラムで新たに見るべきKPIを探り当てた企業、コンセプトダイアグラムによって、サイトの新たな価値について再発見をしている企業、コンセプトダイアグラムを起点に、さらなる解析へと進んで行かれた企業など、主催側の我々が驚くほど、数多くの「気付き」を得ていらっしゃったように思います。 以下、最終回のアンケートのコメントです。

8/4のセミナーで成果を共有します

上記のコンセプトダイアグラム作成による効果や、一歩進んだ解析など、アクセス解析研究会での新たな発見を、セミナーという場で発表することになりました。日々のサイト解析業務やサイト運用業務で、疑問に持たれていることの、ヒントとなるようなセミナーにしたいと思います。

講師を務めて頂いた清水さんからは、成果を出すためのアクセス解析の手法や考え方についてご紹介します。さらに、実際の研究会のメンバーからも、物質材料研究機構の荻野さんからは、広報という立場からのKPI・KGIについて、Z会の溝呂木さんからは、二つの軸でサイトのコンテンツを評価する仕組みを、大阪ガス三上さんからは、社内レポーティング体制の強化について、それぞれお話し頂きます。

アクセス解析を担当されている皆様のご参加をお待ちしております。

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