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Column コラム

LETTER from LOFTWORK

Natsuki Ishigami

劇作家
石神 夏希

ロフトワークの「今」を届ける――
『LETTER from LOFTWORK』ができました!

こんにちは。ロフトワークの石神です。 突然ですが、皆さん旅は好きですか?

私は旅好きですが、同じくらい好きなのが、旅先から届く手紙です。見慣れない切手やスタンプ、異国の風景、ヨレヨレになったハガキの角、久しぶりに見る友人の筆跡。いつでもどこでもつながれる今だからこそ、そんな手触りに心惹かれます。


今はまだ、旅の途中だから

2000年に「クリエイターとクライアントとをグローバルに結びつけ、世の中にもっとクリエイティブを流通させたい」という思いから生まれた、ロフトワークという会社。ですが近年、活動領域がどんどん広がっています。

国内各地・海外への広がりはもちろん、数百年の歴史を掘り起こしたかと思えば未来を思い描いたり、地球規模の課題に向き合ったかと思えば顕微鏡で微生物を覗いたり……。メンバーたちから各プロジェクトの話を聞くと、まるで別世界へ旅したような気分に。

「何をやっている会社なの?」と聞かれて、正直、答えに困ることもあります。でも私たちにとっては、この広がりと多様性が心地いい。今は無理に「これ」とまとめるのではなく、変わり続ける「今」を切り取ってフレッシュなまま伝えたい。

そんな思いで、皆さんに「最近のロフトワーク」を届けるお手紙をつくりました。題して『LETTER from LOFTWORK――旅先からの手紙』です。


プロジェクトを旅にたとえてみました

このお手紙は、「ねえ、そっちの旅はどうだった?」という呼びかけから始まります。

A2サイズ四つ折りの一枚紙を開くと、ここ1年ほどで手がけたプロジェクトから選びぬいた約30件。ロフトワーカーたちが自分の言葉で、担当プロジェクトを「旅」にたとえて紹介しています。愛が詰まったキャッチコピーの数々、一人ひとり個性もにじみ出ていて、つい読み込んでしまう内容になったのでは…!? と自負しています。たとえば、こんな感じ。

世界を見る方法は「見る」「聞く」「歩く」だけではない
2016年から取り組み始めた「HAPTIC DESIGN」。世界を再発見する「触覚のデザイン」という新領域を表現した、秀逸なコピー。

まるで、桃鉄。
世界展開を目指すジャパンブランドを応援する「MORE THANプロジェクト」。全国を行脚し、さまざまな人と出会いながらプロジェクトが展開していった様子を、某すごろくゲームに見立てたおちゃめなコピー。

大阪の城のお堀を埋める
パナソニック社の研究拠点内に新しく生まれた、共創空間をプロデュース支援。社内のイノベーターたちが社外パートナーも含む多様な人々と出会い、共に新しい価値を生み出す「場」づくりをお手伝いしました。どうして大阪の城なのか?…は考えてみてくださいね!

360°真っ暗闇の中に足を踏み出す
日本と中国の3都市で行ったデザインリサーチプロジェクト(一般公開している報告書はこちら→「高齢化にまつわる基礎調査報告書」)。日本が突入しつつある超高齢社会は、人類にとって初めての体験。未知の世界を探るべく、170名の高齢者の声に耳を傾けました。

新しくできた京都の「わがや」にたくさんの旅人がやってきました
ロフトワークの関西拠点「MTRL KYOTO」が一周年を迎え、飛騨には「FabCafe Hida」が誕生。FabCafeはアジアやヨーロッパにも拠点が増え、2017年も米国・中国・メキシコとますます世界各地に仲間が広がっていきそうです。

ロフトワークを構成する原子を覗きこんだら、広大な宇宙だった
昨年スタートした社員ブログ「ATOMS」。メンバーたちのプロジェクトへの思いから、プライベートのこぼれ話、隠れた特技まで。ロフトワークという小宇宙が詰まっています。

ロフトワークの明日はどっちだ?

旅の途上なのだから、「これからどこへ向かおうとしているのか」も伝えたい。そこで2016年末に開催した北野宏明さん(ソニーCSL代表取締役社長)とジョイこと伊藤穰一さん(MITメディアラボ所長)、代表・諏訪と林の4人による対談(抜粋)を添えました。

ジョイの「ロフトワークは組織というよりムーブメント」という言葉、ぐっと来ました。これからの企業の価値は何で測る? 人工知能ではなく人間にしかできないことって? 目からうろこが落ちまくる対談の全文は、こちらで読むことができます。

『ロフトワークはムーブメント。メタモルフォーゼの過程にある企業が向かう未来とは?』

デザイナーさんと二人三脚で

今回、デザインをお願いしたのは㈱豊作工舎の土屋勇太さん。グラフィックはもちろん、Webサイト、地域特産品のパッケージ、2016年度グッドデザイン賞金賞を受賞した「ホシノタニ団地」をはじめ共同住宅や商業施設のブランディングまで。デザインとアートディレクションの領域で幅広く活躍しています。

今回は企画段階から土屋さんとタッグを組み、ディスカッションを重ねました。印刷会社のWellRound Creatives. Incさんも一緒に最後まで紙選び・色選びに粘り強く付き合ってくれ、おかげでチーム全会一致!で納得の行く仕上がりに。

『LETTER from LOFTWORK』は渋谷・京都など各拠点で差し上げています。「読みたい!」という方はPRまでお問い合わせください。数が限られているため、残念ながら「品切れ」となってしまった場合は、ごめんなさい!

ロフトワーク、17才になりました!

そして実はロフトワーク、2017年2月17日でちょうど創立17周年を迎えました。ラッキー・セブンティーン! お祝いに、スタッフがLETTER from LOFTWORKの表紙デザインのケーキを注文してくれました。これ、すべて手で描いているそうですよ。すごい…。

前出の対談から言葉を借りれば「さらにインパクトのあることを、もっと効果的に、もっと情熱をこめて、より良い仲間たちと取り組んでいきたい」(林)、17年目のロフトワーク。

もしロフトワークと一緒に旅をしたい! と思ってくれたら、ぜひ声をかけてくださいね。
そして旅を続ける私たちを、これからもよろしくお願いします。

『LETTER from LOFTWORK――旅先からの手紙』
発行:2017年2月1日
編集・ディレクション:石神夏希木島千加子原口さとみ
デザイン:土屋勇太(株式会社豊作工舎
ライター(対談):高橋ミレイ
印刷:WellRound Creatives Inc.

執筆者

Natsuki Ishigami

劇作家石神 夏希

1999年より劇団「ペピン結構設計」を中心に劇作家として活動。近年は横浜を拠点に国内各地の地域や海外に滞在し、都市やコミュニティを素材に演劇やアートプロジェクトを手がける。また住宅やまちづくりに関するリサーチ・企画、林千晶らと立ち上げたアートNPO「場所と物語」運営、遊休不動産を活用したクリエイティブ拠点の起業およびプログラムディレクションなど、空間や都市に関するさまざまなプロジェクトに携わる。2016年よりロフトワークに参加。「言葉」というシンプルな道具で、物語を通じて場所を立ち上げること/場所から物語を引き出すことが得意。

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