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Column コラム

お金の民主化はもう目前かもしれない。 登壇者数約200名の金融×テックカンファレンス「FIN/SUM」ショートレポート

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パブリックリレーションズ
原口 さとみ

お金の民主化はもう目前かもしれない。 登壇者数約200名の金融×テックカンファレンス「FIN/SUM」ショートレポート

こんにちは、広報の原口です。

金融(Finance)とテクノロジー(Tech)の融合で、金融にまつわるイノベーションを起こす領域を指す言葉、フィンテック(FinTech)。昨年に続き、今年もFinTechをテーマに「FIN/SUM(*1)」が開催されました。登壇者はなんと総勢約200名! 各界のプロフェッショナルがあらゆる角度から金融を議論するなか、ロフトワーク代表の林千晶も2つのセッションに登壇しました。

(*1)FIN/SUM(主催:日本経済新聞社、金融庁、Fintech協会)

セッション「デジタルデバイド・格差」の様子

▼各セッションの登壇者

「フィンテックで変わる資産形成」
・金融庁 総務企画局 参事官(総合政策・資産運用担当)|油布 志行さん
・Moneytree CEO|ポール・チャップマンさん
・レオス・キャピタル・ワークス(ひふみ投信)代表取締役社長・最高投資責任者(CIO)|藤野 英人さん
・QUICK資産運用研究所長|北澤 千秋さん

「デジタルデバイド・格差」
・デジタルハリウッド大学院大学 教授|佐藤 昌宏さん
・BASE代表取締役 CEO|鶴岡 裕太さん
・日本経済新聞社 編集委員|滝田 洋一さん
・日本経済新聞社 ゼネラル・プロデューサー|山田 康昭さん[モデレーター]

FinTechのリアリティ

最終日に行われたセッション「デジタルデバイド・格差」で林が開口一番に言ったのは、「口座残高が数十万円でも、オンラインバンキングにログインすると金融機関から資金運用のオプションが提示されるような状態が、FinTechのリアリティだと思う」。

これまで金融業界における「信用」のフォーカスの先は大企業が主でしたが、FinTech分野のベンチャーやスタートアップによって、それは零細企業や個人にも拡がってきています。

たとえば製造業では、デジタル時代に入って大企業しか作れなかったようなものが、3Dプリンターやレーザーカッターなどで個人でも制作可能になりました。こうした「民主化」の動きが、金融業界でも広がるとどうなるのだろう。お金という信用のやりとりは日々行っていることのはずなのに、「金融」と聞くと(少なくとも私は)つい遠い世界の話と思いがちでしたが、5年後、10年後にはきっと個人レベルで感じられるほどにイノベーションが起きているということを、少し強く感じるようになりました。

「デジタルデバイド・格差」のセッションでは、

・「格差」の議論をする時、本当にそのリアリティを知る者は会場に少ないはず。どうすくい上げるか?
・個人の思いで変えられないものが「格差」であり、これからは能動的な選択によって生じる「差」が生じるはず。その「差」にどう対応するか?
・「格差」レベルは、欧米は日本と比べて桁違い。(語弊を恐れず言うと)「ボトム」の層の人々の感覚を、欧米のトップの人々の大半は共感できないけれど、日本ではそれが可能。これを強みととるか、トップを伸ばしきれない弱みととるか?

……などなど多様な議論が交わされましたが、あっという間にタイムアップ。
格差を本当にゼロにすることは難しくとも、その距離は少しずつ近づき、出来る限り多くの人に機会が平等であってほしい。そんな思いは願いにとどまらず、現実に近い位置でいま進んでいることを感じる機会となりました。

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