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RoboticsやAIと共生しなければならない時代の100年つかえるリーダーシップとは?
  • 30
    9月
  • 有料
  • 東京

レポート掲載中

loftwork COOOP(loftwork渋谷 10F)

RoboticsやAIと共生しなければならない時代の100年つかえるリーダーシップとは? Next Leaders Boot-camp 1stセッション参加レポート

あなたが考える理想のリーダーシップとは?

こう質問すると、「スティーブジョブズのようなカリスマ性」「組織をデザインしてゴールに導く能力」「仕事が誰よりもできる」などなど、人や組織によって考え方もまちまち。

ロフトワークと& Co.で、ミレニアル世代に向けた、理論と実践を混ぜあわせた“革新型リーダー”になるための参加対話型プログラムを2日間で開催しました。
これから働き盛りのミレニアル世代がリーダーを担っていく時代になりますが、ロボットやAIの台頭、高齢化社会など働く組織の環境はドラスティカルに変革します。
そんな時代に我々が身につけるべきリーダーシップとは何なんだろう?
参加者はダイバーシティを考慮して選ばれた20数人、年代は20代中盤から30代中盤、職種はクリエイティブディレクターからCEO、コンサルまでさまざま。
今回筆者は(30代中盤、広報職)、この2日間のプログラムに参加しリーダーシップについてみっちり考え深めてきました。

ICE BREAK:自己紹介、そして渡される謎の2枚のコイン

まずは席が近い人と2人1組になって、自己紹介と「あなたにとってのリーダーシップとは?」というテーマでディスカッション。
次は3人1組になって、同じテーマでディスカッション。そして3人のチームに2枚のコインが渡されます。
この2枚のコインを、じゃんけんなし、多数決なしで、協議の上3人で分けてください
渡されたこのコインの意味は明かされません。各チームそれぞれの論理でコインの配分を決めていきました。

CHALLENGE2:「マシュマロチャレンジ」

マシュマロチャレンジとは、チームで協力してより高いタワーを立てるゲーム。 ゲームは、3人1チームで実施し、チーム対抗戦となります。各チームに与えられる備品は以下のとおり。

  • マシュマロ:1個
  • パスタ:20本
  • マスキングテープ:90cm
  • ひも:90cm
  • はさみ:1本

ルールは以下のとおり。

  • 自立可能でできるだけ高いタワーを立てること。
  • テープで足場を固定してはいけない。
  • タワーの上にマシュマロを置くこと。(パスタに刺してもOK)
  • パスタやテープ、ひもは切ったり貼ったりするのはOK
  • マシュマロは切ってはいけない
  • プレイ時間は18分間
  • 計測の最中もタワーが立っていなければならない

この材料とルールで、できるだけ高いタワーを建てるのです!このマシュマロ・チャレンジは経験者がいると有利なんですね。

崩壊しているタワー

安定しているタワー

そしてチームごとにマシュマロチャレンジについて振り返ります。他のチームはどうだったか。チーム内の役割分担はどうだったか。計画の実践と時間配分はどうだったか。

このチャレンジのポイント
  • チームで知恵を出し合いながら協力してゴールを目指す
  • 綿密な計画よりも、実践と試行錯誤が重要
  • チームビルディングに有効!

最も高いタワーを立てたチーム=ひとりコイン3枚といった具合に、チャレンジの成果によってまたコインが配られました。

CHALLENGE3:「LOST ON THE MOON」(NASAゲーム)

今回ファシリテーターを務めた&Co.の横石さん

次のチャレンジは「NASAゲーム」と呼ばれるコンセンサスゲーム。このゲームは社会心理学者のジェイ・ホールが1971年に提案したゲームで、 個人の解答とチームの解答を比較して、ポイントが高くなったか低くなったかを見ることによって、グループディスカッションが有効であったかどうかを判断するというものです。

「あなた方は宇宙船に乗って月面に着陸しようとしている宇宙飛行士です。月面には母船が待っているのですが,機械の故障で母船から約200マイル(約320km)離れた所に不時着してしまいました。

不時着時の衝撃で宇宙船はほとんど壊れ使用不能となりました。しかし、次の15アイテムは破損を免れて完全なまま残っていました。「まずは、重要なアイテムを見極めよう」ある宇宙飛行士が言いました。
「冷静に判断するため、まずは各自で考え、最後は全員で話しあおう。」母船に無事たどりつくため,15アイテムの中で必要なものから重要度の高い順に1番から15番までの順位をつけなさい。(最も優先度が高いものが1となります)」

というお題に対して与えられた15のアイテムは以下のとおり。

・マッチの入った箱
・宇宙食
・ナイロン製ロープ(15m)
・落下傘の布(パラシュート)
・ソーラー発電の携帯用暖房器
・45口径ピストル(2丁)
・粉ミルク(1箱)
・酸素ボンベ45kg(2本)
・月からみた星座表
・救命いかだ(救命ボート)
・磁石コンパス
・水(19リットル)
・信号用照明弾
・注射器入りの救急箱
・ソーラー発電式FM送受信機

この15個に対して、優先順位をつけていきます。
まずは10分間個人で考え、次は15分間4-5人のチームで考え、チームごとに結果を発表。
そしてNASAが示している模範解答を配布し、模範解答の順位との差を求め、差の合計を計算。模範解答との差が最も小さいグループと個人が勝ち!という流れ。

NASAの模範解答が気になる方は「NASAゲーム 回答」でググるとでてきます。自分でやってみるのも面白いと思いますよ。

チームで生死をかけたディスカッション

答え合わせで盛り上がる

その模範解答と自分の答えの差に愕然とする人あり、模範解答に近い答えを導いた人あり、個人やチームによって結果はさまざまでした。

このゲームは、合意形成の難しさを体感し合意形成を行うためのコミュニケーションスキルの大切さを実感します。個人の点数よりチームの点数がずっと低かったとしたら…それはその人のコミュニケーションスキルの問題で、正しい知識をちゃんとメンバーに導くことができなかった証でもあるのです。
ちなみに私は個人で66点、グループで68点。この結果はすごく悪いわけでもないけれど、全然良くないという感じです。

このチャレンジのポイント
  • グループで考えることのメリットの理解
  • 合意形成を行うためのコミュニケーションスキルの大切さを実感する
  • 自分の意思決定のクセを知る

そこで考えたい、意思決定のプロセスについて。一般的な意思決定には以下のようなプロセスがあります。

1.メタ思考決定(重要度/緊急度の決定)
2.問題設定(何が問題なのか)
3.選択肢の把握(どんな選択肢があるのか)
4.評価基準の作成(選択基準をどうするか)
5.選択

当然このチャレンジに対しても、成績によってコインが配られました。

NETWORKING:コインの数が多い人は豪華なカレーになるなんて

そんなの聞いてなかった。私はコイン2枚(涙)。でも心優しい参加者のみなさんからおかずを恵んでもらいました。
みんなで美味しいカレーを食べながら、ネットワーキングしたり、ワークの振り返りをしたり。時間も22時を回った頃で、DAY1は終了。この後飲みに出かけるメンバーもいたようです。
そして「明日の朝の1分間プレゼンの準備」をせよという、宿題もきっちり与えられたのでした。

コインでゲットできる今日の献立

マシュマロタワーの残骸で楽しくなる筆者

CHALLENGE3:あなたのやっている、やりたいチャレンジについて発表して、この中で共感する仲間を1/3以上を集めてください

DAY2は土曜の朝からスタート。「あなたのやっている、やりたいチャレンジ」について、1分間でプレゼンをし、共感を集めよ!というものです。
「自身がやっている事業について」「30代の心構えについて」「今やってるプロジェクトについて」「東京オリンピックに向けたアプリ企画について」中には「FabCafeをつくりたい!」というものまで、内容は多岐にわたります。

あなただけの「作りたい」を作る空間

共感するプレゼンに「共感投票!」

このプレゼテーションに対して、1人3票「共感したもの」について投票をします。
そしてどこに「共感したか、なぜ投票したのか」フィードバックしました。

このチャレンジのポイント
  • Who Knows What? 誰が何をしたいのかできるのか、知る
  • 共感を生む問いのつくりかたを感じる

CHALLENGE4:みんなでの対話による共感の解剖 「リーダー・フィッシュボウル」

そしてランチタイムを挟んで、ディスカッションタイムへ。フィッシュボウル形式(※)で議論を深めていきます。
フィッシュボウル形式とは、別名「金魚鉢会議」とも呼ばれ、文字通り中の⾦⿂(討議する⼈)を外でながめ(観察する⼈)、に分かれて議論を展開するもの。
真ん中に椅子が4つ、座って良いのは3人。マイクは1本。発言権は真ん中に座る3人しかもたず、発言は1本のマイクを通して(=つまり1人)行います。
周りに残りのメンバーが取り囲むように座り、外のメンバーが発言したくなったら、真ん中の椅子に移動。真ん中に座る3名のうち1人が「空気を呼んで」外に出る。
そのような流れで議論を展開していきます。

はじめに先の共感投票で多くの票を集めた人が着席。なぜ共感が生まれたのか、他のものと比べて、なぜ共感の差を生んだのか…というお題からスタートします。
とはいえ、フリーディスカッションの形式なので、話題は多岐に飛んでいきます。「リーダーシップとはどうあるべきか?」というテーマは一貫しながらもさまざまな議論が飛び交い、フィッシュボウル形式での議論はかなりうまくいった印象でした。

もう1人のファシリテーター、ロフトワークの君塚

フィッシュボウルの議論の内容のまとめ

CHALLENGE5:ReTry「マシュマロチャレンジ」

DAY1で行ったマシュマロチャレンジのリベンジ!
ただし前回やったものよりルールは少し厳しめに。3人1チーム、時間は10分。DAY1より高く立てることが目標です。
もう2回目となると、どういう構造のタワーが良いかだいたい分かってくるというもの。
どのチームも安定的なタワーを立てて仲良く終了しました。

CLOSIGNG:あなたの考える理想のリーダーシップとは?

みんないい顔しています

最後に、みんなで輪になりクロージング。1人1人「あなたの考える理想のリーダーシップとは」について一言ずつ話していきます。

・ビジョンを持って組織を引っ張れる人
・物事の本質をとらえ、どんな環境でも適切に問いと納得解を導ける能力
・パズルが上手な人
・共感できて、一緒に進んで行こう、行きたいと思わせ、自分も他人も動かせる人

そんな言葉が出てきました。(そしてこの間、NHKの「プロフェッショナルの流儀」のテーマソングが流れていて2日間頑張った感と、まとまった感が倍増され、すごく雰囲気が良かったです笑)

最後に記念写真。2日間お疲れ様でした!

ちなみに私が考える理想のリーダーシップは、

・Who Knows What?チームの個々人の特性を把握し、組織をデザインできる
・共感してもらい、自分事化してもらう能力
としました。

このプログラムの中で「リーダーシップとはこうあるべき!」という正解を提示されることはありません。それは個人の性格や組織や時代環境によって変わるから。これから続く社会人人生、独りよがりになることなく、過信することなく、常に謙虚な気持ちを持って、共感してもらうことを大切に、場面場面に合わせた「リーダーシップ」を心がけていきたいものです。

Writing:ロフトワーク石川真弓

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