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コミュニティは「個人として向き合う」ことが重要

「どこにもない旅を、みんなでつくる。」を合言葉に、それぞれが計画したオリジナルの旅行に参加できるソーシャルサービス「trippiece(トリッピース)」でコミュニティマネージャーを務める堀真菜実さん。大学在学中から英会話喫茶&スクールの運営に携わった他、社会人サークルとして始めたダンスチームの成功などを糧に、人と人が繋がる場であるコミュニティに可能性を強く感じるようになったといいます。

堀さんがトリッピースに転職した頃の課題は、旅行の企画者が添乗員のような扱いをされてしまうような文化ができつつあったこと。コミュニティに漂う空気をいかにして変えていったのか。その答えは「個人として認識され、共感し合うこと」でした。

※この記事は2月17日に開催したOpenCU主催『コミュニティづくり、始点と視点〜#01 元丹波市議・横田さん、旅のSNS・ trippiece堀さんの場合』のレポートです。


共感がコミュニティを生み、育んでいく

私なりにコミュニティを定義するなら、ひとつは「共感、同じ思いがあること」です。それから、私の関係する旅行企画のコミュニティにとって大切なのは「個人の人が、個人の人として扱われること」です。共感の第一歩は、トリッピースでいうなら「こんな人と会いたい」とか「ここへ行きたい」とかの気持ちですね。

面白かった例は、私たちは年末年始にモンゴルへ50人規模で旅行しているんです。冬のモンゴルはマイナス30度にもなって、普通ならあまり行きたがらない場所ですが「みんなで極寒体験しよう!」と少し切り口を変えて呼びかけたらたくさんの人が集まりました。そんなふうに、体験やコンセプトに共感が集まって人が動けばコミュニティになっていくんだと思います。


個人 対 個人の関係性がコミュニティをひろげる

2年前にトリッピースに転職して来た頃、企画者が添乗員扱いされてしまうといった空気を払拭できずに困っていました。仲間集めをするための企画なのに、移動手段や想定していたアクティビティが実現できなかった時に、企画者が責められるようなことがあったんです。

いまの旅行業界って、同じようなツアーをオンラインで売り、参加者は安価な業者を選ぶといったように決定されがちなんですが、トリッピースは他と比べても料金は高いです。それは価格競争ではなく「趣味が合う仲間と出会える」というところに価値があるからこそ求められるし、この一体感が成し遂げられないと参加者は満たされないと考えています。

「添乗員」と「スタッフ」という従来の役割から離れて新しい関係性をデザインする必要がある。参加したみんながその場と、参加した人たちに愛着を持てるようにしなくてはなりません。たとえば、旅行の後で自主的に同窓会が行われたら、大成功ですね。

そのためのは「個人として扱い、扱われる、1対1の関係性を作る」のが第一歩です。私にとってコミュニティは素の自分が出せることが大切だと思うので、リーダーと参加者といったように「個人と多数」ではなく、一人ひとりがお互いを認識しあえる場や雰囲気を作るのもコミュニティリーダーの仕事のひとつだと考えています。

そのときにコミュニティリーダーが忘れがちなのは「自分も個人として扱われること」なんです。私もトリッピースの旅行に参加する時は「まなみんって呼んでくださーい!」と先に伝えます。「トリッピースの堀さん=添乗員」としてではなく、「友達や仲間としてのまなみん」として扱ってもらえるようになるからです。


協力関係を築くのもコミュニティリーダーの役割

人が集まったときって、協力的な人と、そうでない人がいるわけではないと思います。誰しもの中に協力的な一面はあるけれど、性格であったりコミュニティの立ち位置であったりが原因で、その姿を見せられないだけなんです。だから、それを引き出すのもコミュニティリーダーの役割だと考えています。

私は結構、最初に協力してほしい意思を伝えちゃいますね。「今日、一緒に旅行しますけど、私のことをスタッフ扱いしたら怒りますよ!」みたいに(笑)。もちろん協力してくれたら褒めて喜ばせますし、私からも役割を与えていくようにします。

どうしてもコミュニティって、当日の実施までは企画者が8割から9割くらいの仕事をするケースが多いです。でも、この8割を参加者に割り振って負担を減らすことを考えるのではなく、他の人が協力してくれることで、自分が思い描いていた企画よりもパワーアップするという形が成功かなと思っています。失敗をカバーしあって支え合ったり、思いもしていなかった企画が走り出したりするのは、コミュニティの自浄作用にもつながります。

すこし難しく話してしまったかもしれませんが、まずは「自分が楽しむのが一番!」です。だからこそ、自分自身も個人として扱われないといけません。コミュニティを始めるなら、まずはそこから、ですね。


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