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「CMSが好き過ぎたので、プロレスしました」テクニカルディレクターに必要な“資質”ってなんだろう?

Movable Type, WordPress, concrete5, NOREN, WebRelease2, Sitecore, Teamsite... この他にも多種多様のCMSが存在し、CMSが入っていないWebサイトなどほとんど無いんじゃないかというくらい、CMSはいま普及しています。

ロフトワークが最初にCMSのプロジェクトを行ったのは2001年。
日本のWeb制作を行う会社の中でも、屈指の歴史をもつ”CMSプロフェッショナル”の会社です(たぶん)。
そんな「CMSのマルチベンダーの制作代理店」としてのロフトワークに入社して4年、CMSをこよなく愛するテクニカルディレクター・川竹敏晴についてご紹介します。

彼は、各種CMSの仕様をほぼ理解し「ロフトワークのCMS知恵袋化」している男です。

こんにちは。テクニカルディレクターの川竹です。
今回は、ロフトワークのテクニカルディレクター職に必要な「資質」について考えてみたいと思います。

テクニカルディレクターに必要な「心のあり方」「モノの考え方」≒マインドセットと言い換えてみてもいいかもしれません。
テクニカルディレクター職には、Web制作経験があるとか、プログラミングができるとか、そういったスキルセットはもちろん必要とされますが、それと同じくらい、いや、むしろそれ以上に大事にしたいのは、その人のマインドセットだったりします。

テクニカルディレクターに必要な資質、それは「テクノロジーがもたらすワクワクを、みんなと一緒に面白がれること」

テクニカルディレクターの仕事を簡単にいうと、「クリエイティブディレクターのアイデアを、テクノロジーの力でどう形にするかを考える仕事」だと思っています。

ひとことにテクノロジーといってもその内容はさまざまで、古くからある技術の最新版から、すごい技術だけど使い道がまだよくわからないものまで、テクノロジーの最先端はいつだって混沌としています。

でも、新しいテクノロジーが混沌としているからといって、使い慣れた既存のテクノロジーだけに頼っていては、固定観念化してしまい、アイデアを形にする最適な手段を(知らず知らずのうちに)捨ててしまうこともあるでしょう。

そのために、テクニカルディレクターは新しいテクノロジーに対して常にオープンであることが求められるし、願わくば、そのテクノロジーを使ってどんな面白いことができるか、思わず夢想(妄想?)してしまうような人に向いている、と思っています。

僕はCMSが得意分野ですが、同僚たちにもそれぞれの得意分野があって、いつも知恵を出し合いながら仕事をしています。

CMSが好きすぎてイラストにしました

ロフトワークは、自分の興味関心を追求する活動を(かつ仕事にも関係する内容なら尚よし)積極的に認め、サポートしてくれる会社です。

日々の業務で、複数のCMSの中から目的のWebサイトに最適な選定をするべく、それぞれのCMSの特長や機能について説明をする機会がよくあるので、以下のようなイラストを制作しました。

Movale Type、WordPress、concrete5、NORENのそれぞれの特徴を、絵が得意なスタッフにお願いしてイラストにまとめ、CCライセンスでイラストそのものを公開
このイラストをミーティングで使うようになってから、クライアントに「勉強したいから、この絵をもらっていい?」と言われたこともありました。

言葉だけの説明で「さっぱり分かりません」と言われてきたのに、イラストがあれば、まず見てみようと思ってもらえるようになったのは嬉しかったです。
今ではロフトワーク社内はもちろん、CMS業界に広く参照されるイラストとなりました。

CMSが好きすぎてプロレスやりました

…いつのまにかこんな盛大なイベントができあがってしまいました。

CMSプロレスとは、同じ仕様のサイトを複数のCMSで構築して競うというCMSに関わる人々のためのガチイベントです。

2015年2月にロフトワークで開催したCMSプロレスでは、同じ仕様の大学サイトを「NOREN」「Movable Type」「WordPress」「concrete5」の4種のCMSで構築してもらい、第一線の開発者達がどのように実装したかを実況つきで観戦できるイベントにしました。代表選手のみなさんの作りこみが想像以上に激しく、ハイレベルな闘いが繰り広げられました。

個性豊かなチームが揃いました。

数年前だと競合CMS各社が一同に集い公の場でガチで競うなんて、中々考えられなかったと思います。

観客のみなさんはもちろん、代表選手のみなさんからも「楽しかった!」「貴重な体験だった!」という感想をいただき本当に嬉しかったです。でも、一番素敵なことは CMS でこんなに盛り上がれる人たちが大勢いることだと思いました。

必要なのは「新しい技術への、ちょっと強めの知的好奇心」

私は学生時代に黎明期のインターネットに出会いましたが、この出会いが人生を変えました。これまで何の役に立つのかよくわからなかったプログラミングという技術が、掲示板やチャット、ホームページ制作などで、具体的に人の役に立つんだ!ということを初めて目の当たりにしたのです。

「インターネットをもっとよく知りたい!」「この面白さを人に伝えたい!」という思いから、当時まだ珍しかったインターネットカフェの立ち上げ&店長も経験しましたし、留学もしましたし、技術系の学校にも2度入りました(結局ネットで遊んでばかりでしたが)。 ある意味、インターネットによって人生を狂わされました。

もっとも大事なマインドセットは「オープンであること」

テクノロジーがもたらすワクワク感や可能性を、たくさんの人と共有しながら、一緒になって新しいもの生み出していきたいと思えるかどうか。

技術者は自分の技術力の向上に専念しがちですが、1人でできることには限界がある。僕に出来ないことは、出来る人を巻き込んで、チームが”好き”を発揮したときに生まれるひらめきがある。

新しいテクノロジーに対して、常にオープンマインドであること。
その可能性や新しい使い方を、人に伝えずにはいられない人。
そこで生まれたひらめきを、みんなと一緒に形にしていきたい人。

そんな志向を持ったあなたなら、ロフトワークのテクニカルディレクターを心から楽しめると思います。テクニカルディレクターの仕事に少しでもご興味があれば、私はCMSをテーマにしたイベントを開催していたり、各CMSのイベントに顔を出しているので、気軽に声をかけてください。

ロフトワークで一緒に働きませんか?

loftworkers vol.18

Toshiharu Kawatake

システム川竹 敏晴