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WebRelease 2 デモ&導入成功事例セミナー

商用CMSとして国内最大級の導入実績を誇る「WebRelease 2」。2008年6月24日、ロフトワークは、WebサイトのリニューアルやCMS導入を考える企業担当者に向けて、注目度の高いこの製品を徹底解説しようというセミナーを開催。開発元のフレームワークスソフトウェアをはじめ、CMS構築のプロであるロフトワーク、メディアプローブが顔を揃えるとあって、会場となった「loftwork Ground」には、定員を超える多くの受講者が詰めかけました。

セッション 1

“良いCMS”は高い柔軟性を備えた“成長するCMS”

WebRelease 2の機能紹介の前に、まず「なぜWebRelease 2なのか」に迫ったのは、メディアプローブ株式会社代表取締役の渡辺泰氏です。インターネットをはじめとするデジタルメディアのエキスパートとして、Webサイトの構築、Webマーケティングやユーザー・エクスペリエンスのコンサルテーションなどを手がける同社は、CMSの構築経験も豊富。ロフトワークとは、WebRelease 2導入においてトップパートナーの関係にあり、数々の成功体験から導き出されたCMS選びのポイントを解説しました。

渡辺氏は、「Webサイトへのアクセスを増やすためには、プロモーションや口コミなどによってユーザー数を拡大するだけでなく、コンテンツ量の増加と更新頻度の向上を図ることで、一人当たりのページビュー(PV)を高めていく必要があります。ここに、CMSが大きく貢献します。」と前置きした上で、だからこそ、CMS選びは成否を分ける重要なステップであると強調。さらに、“良いCMS”の条件を「成長する(できる)CMS」であるとしました。

成長するCMSとは、企業の成長とともに変化する、市場環境の変化に適応できる、技術革新に対応できるCMSに他なりません。つまり、“良いCMS”には「Flexibility(柔軟性)」が不可欠であり、プロジェクトの各段階で、制作時の柔軟性、コンテンツ入力の柔軟性、運用時の柔軟性が求められることになります。「中でも、公開後の柔軟性は特に重要。投資効果の最大化とTCOの削減にもつながる要件です。」と渡辺氏。

逆に言えば、運用時の柔軟性が確保できないようなら、わざわざCMSを導入する意味がない、ということにもなります。一方、CMS導入が目的と合致しない場合にも、これと同じことが言えます。

「注意すべきは、デザイン作業の効率化が目的ではないということ。CMSは決して万能ではありません。また、デザインの自由化と効率化はトレードオフと考えるべきです。定型化が難しいページはCMSには不向き。たとえば、デザイナーがページ更新を行うようなケースでは、CMS化しないことも選択肢になり得るわけです。ノンデザイナーでも行える入力作業を前提にしないと、CMS導入の意味が薄れてしまいます。」

さらに渡辺氏は、CMS製品にはいくつかのタイプがあり、それぞれのメリット、デメリットを踏まえて、最適な製品を選ぶ必要があると説明。

CMS製品には大きく分けて、商用CMS(この中にもパッケージ型、開発基盤型、ASP型がある)とオープンソース(OSS)のCMSの2つがあり、後者については、提供する側にも不安が多いといいます。「確かに小規模なWebサイトやコミュニティサイトの構築には適していますが、特に日本ではOSSのコミュニティ基盤が弱い。脆弱性が発見された場合の対応が遅かったり、ミドルウェアとのバージョン互換に注意が必要だったり、こうした問題で行き詰まる可能性も否定できません。そういう意味でも、WebRelease 2をはじめとする商用パッケージは信頼感が違います。」

では、商用CMSはどうなのでしょうか。最近、小規模なWebサイトを中心に人気が高いのがブログ系CMS。しかし、使い勝手がよく、コスト面でもメリットが大きい反面、レイアウトやサイト構造の両方に制限があり、柔軟性という観点では弱点もあると渡辺氏は指摘。一部に「ハック」(裏技的なもの)による機能実装が見られ、いざサイト構造を変更しようとしたときに、今まで構築したものがムダになる可能性もあります。これは、運用時の柔軟性に大きく関わる部分です。

この点で、WebRelease 2は大きくリードしていると言えるでしょう。渡辺氏はWebRelease 2をおすすめしたい主な理由として次のポイントを挙げ、最後に、同社の事例を例に、複雑なサイトでも効率的に管理できるWebRelease 2の魅力を強調しました。

・レイアウト、構造ともに制限がない(意図どおりのサイトが構築しやすい)
・Web標準への対応
・独自のタグが少なく習得が容易
・テンプレートの開発と並行でデータ入力作業が行える(開発期間の短縮)
・公開後のテンプレートの調整が可能
・インストールおよび管理が極めて容易
・Movable Typeとのシームレスな連携により適材適所での使い分けが可能

セッション 2

開発元が自ら分析!WebRelease 2が選ばれる理由

続いて、WebRelease 2の製品紹介およびデモを行ったのは、開発元である株式会社フレームワークスソフトウェア代表取締役の桝室裕史氏です。メディアプローブ渡辺氏の説明を、製品のしくみという観点から補足しつつ、「なぜWebRelease 2が多くのお客様に選ばれるのか」について分析。事実、WebRelease 2は国内250社を超える導入実績を誇り、月間5~10社ペースで堅調に伸びているとのこと。桝室氏はデモを交えながら、他のCMS製品と比べて優位とされるポイントを次のように説明しました。

SEO効果の高い静的CMS

WebRelease 2は、生成した静的コンテンツを公開サーバーへ自動配信する静的CMS。一般に、動的CMSに比べてSEO効果において有利とされています。テンプレートさえできてしまえば、タグの知識がない人でもページ更新が可能。また、CMSサーバーと公開サーバー(WWWサーバー)が切り離されているため、次のようなメリットもあります。
・アクセス解析が容易
・可用性が高い(万一CMSサーバーが止まってもサービス自体が停止することはない)
・セキュリティが高い
・公開サーバーの負荷が低い

テンプレート+リポジトリ型

コンテンツとデザインを別々に管理し、配信時に初めて静的HTMLページを生成するしくみになっています。したがって、必要に応じてコンテンツとテンプレートの双方を改善していくことができます。テンプレートやリポジトリを持たないCMSでは、いったんページを作ってしまうと、この2つの関係を切り離すことができません。これは、リニューアルのタイミングなどで、作業量に大きく影響する重要なポイントです。

パッケージ型CMS

提供されるのはCD-ROMたった1枚だけ。サイト運営に必要な機能までがすべて包含されています。統合インストーラにより環境構築も短時間。インストール後すぐにサイト制作をスタートさせることが可能です。しかもユーザー数、サイト数、サーバーCPU数は無制限。ライセンス更新料が発生しないこと、バージョンアップが無償であることなども大きなメリットとなります。オンラインサポート以外、ランニングコストはゼロです。

シンプルかつ高機能なGUI

8年間にわたり、顧客からのフィードバックをもとに製品のブラッシュアップを続けてきた結果、機能もかなり成熟しています。1、2時間程度のトレーニングで確実に使いこなせるようになっており、実際に、運用でつまずいたというケースは皆無。また、役割分担、権限設定、リビジョン管理、自動配信といった豊富な機能が提供され、運用の効率化、公開までの時間短縮が可能になります。

高い自由度と応用性

サイト構成やナビゲーション、ページデザインにいっさい制約がありません。HTMLベースのテンプレートでありながら、HTML以外にも応用が可能。コンテンツ間の複雑な参照関係を自由に設定できるのも魅力です。さらに、インデックスの軸が複数あるようなサイトにも容易に対応。ツリー構造のWebサイトと異なり、訪問者の興味に応じた多様な導線を実現でき、回遊率の向上も期待できます。

マルチコアCPU対応

1つの処理を複数のCPU上で並列化して実行することが可能なほか、64ビットプラットフォームにも対応しており、大容量メモリやマルチコアCPUを搭載したサーバーで高い性能を発揮します。

TCO削減

既存の公開サーバー(WWWサーバー)環境にCMSサーバーを追加するだけ。利用者のPCにも、WWWサーバー側にも特別な環境を必要としません。OSインストール済みのサーバーが1台あれば、すぐに構築可能です。

高い実績と信頼性

WebRelease 2は、純国産、100%自社開発の製品であり、開発者によるサポートも万全。すでに266社(2008年6月24日現在)という国内トップクラスの実績を築いており、これが、多くのお客様に評価されている何よりの証拠だと言えるでしょう。

セッション 3

セッション資料  CMS導入成功事例と導入の勘所

4つの事例に学ぶ「ユーザー視点」の重要性

100を超えるCMS導入を支援するロフトワーク。WebRelease 2に関してもパートナー中トップクラスの経験を持ち、導入効果を最大化するためのノウハウを蓄積しています。その多くの事例から導き出された成功のポイントは、実践のヒントを得たいと願う受講者にとって共通の関心事です。代表取締役を務める諏訪 光洋は、最初に「まずは結論からお伝えします」と切り出し、次のように語りました。

「CMS導入、成功のポイントは『ユーザー視点』で考えることです。運用コストの削減・内部統制・ワークフローの確立など、CMS導入はついつい管理者視点に陥りがちです。もちろんこれらが大きな利点であることは間違いありません。しかし管理者視点中心、ユーザー視点が弱いままCMSを導入してしまうと、失敗に終わるケースも少なくないのです。」

<具体的に起こり得ること>
・本来必要のないはずの高機能なCMSを求めてしまう。
・機能面は強いが情報設計性、デザイン性が低いCMSを導入し、ユーザーにとって訴求力のないWebサイトが完成してしまう。
・組織への導入の難易度が高く、プロジェクトが頓挫してしまう。
・動的CMSを導入し、SEO効果が低く、不要に高コストなCMS導入になってしまう。

「Webサイトの重要性が高まり続けていることは間違いありません。だからこそ、どんなサイトが喜ばれるのか、どうすれば訪れてもらえるのか、といったことを大事にすべきです。ユーザー視点で考えればこんなこともできる!という事例を紹介しておきましょう。」(諏訪)

ここで紹介された事例は次の4つ。

事例1 A・ヒューマン(人材紹介企業)

目的:サイトの強化を行い、人材登録者数を増やしたい。
解決策:CMS導入+システム開発・連携+SEOコンサルタント
効果:SEOの親和性、他システムとの連携、短期間の導入に優れるWebReleaseを選択し、SEOとコンバージョンに徹底的にフォーカスした結果、前年比200%を超えるPVを達成。紹介企業が不足する事態にまでなっている。

事例2 キッズステーション(アニメや子供向けの番組を配信する番組配信局)

目的:情報発信力の強化を行い、番組の魅力をもっと伝えたい。
解決策:CMS導入+コンテンツの変化に対応可能な情報設計+UIの徹底したブラッシュアップ
効果:既存の視聴者への情報発信や、新規視聴者の獲得(番組の魅力を訴求、望む番組へ到達できる情報設計)の鍵を握る「番組表の使いやすさ」と「番組の訴求」にフォーカスした結果、コンテンツを活かしたWebサイトを実現。

事例3 島津製作所(分析・計測機器、医用機器、産業機器などの製造業)

目的:デザイン性を統一し、世界に対しブランドを浸透させたい。
解決策:CMS導入+全製品情報(800点)のCMSへの移行+綿密なデザインレギュレーションの策定
効果:世界統一のフォーマットに変えていくことで、優れたデザインと全製品の網羅的な情報提供を実現。世界の「SHIMAZU」ブランドの醸成が実現中。決してCMSを押し付けることなく、コンテンツの再利用を促したことが成功要因。

事例4 半導体商社

目的:取り扱い製品と企業活動のすべてを掲載し“見える”企業へ。
解決策:CMS導入+全製品の掲載+インセンティブ
効果:6,500ページ以上もの大規模サイトへと成長し、SEO性も向上。全社的に「掲載すると新規問い合わせがある」との認識を強くしたことで、各部門による責任ある運営と全製品の網羅的な掲載が実現。他の半導体商社がWebサイトを重視していないなか、圧倒的な力のあるWebサイトになっている。

これらの事例を総括し、諏訪は次のように述べました。
「CMS導入で最大の失敗、それは『CMSの○×選定やベンダー選び』からスタートしてしまう事です。CMSの○×選定ではそれぞれのCMSが持つ本当の強み、そして弱みが見えません。本当に重要な1,2の目的を実現するための「ベストプラン」「ベストチーム」が生まれる事もありません。目的と手段が逆転してしまっては、目的は達成できません。

目的の達成においてCMS選びはひとつのファクターです。典型的なのが、動的CMSと静的なCMSの選択。一見「多機能」「万能」に見える動的CMSを我々がお勧めすることはほとんどありません。それはほとんどの場合、WebReleaseをはじめとした有力な静的CMSを中心に工夫をした方が良い結果を生み出すからです。」
「ユーザーや組織内部で評価されるサイトを作るためには、ユーザー視点で“どう使うか”を考えることが重要です。また、ジョイントベンチャー的なチーム編成を行うことで、さらなる効果を生み出すことができます。制作パートナーを選ぶ際には、何よりCMS導入の経験がポイントですね。」

さらに、ロフトワークのコーポレートサイトがCMSで構築されている事実を紹介した上で「情報設計、プロジェクトマネジメント、システム連携、コンテンツ移行など、CMS導入は一筋縄ではいかないこともたくさんあります。でも、大変なCMS導入を行う価値は十二分にあります」と強調しました。

ロフトワークのCMS導入実績

ロフトワークが手がけた実績の一部をお客様の声を交えて詳しくご紹介しています。

セッション 4

セッション資料  WebRelease 2 導入プラン 徹底解説

CMS導入はWebサイトの成長を助ける基盤づくり

プログラムの最後を飾るセッションは、ロフトワークのプロデューサー藤原正平が担当。ロフトワークが誇る強力なプロジェクト体制をアピールしつつ、WebRelease 2の導入における制作パートナーの存在価値に言及。まず、藤原が説明したのは、基本となる導入の流れです。

導入の流れ

導入の流れ

続いて、各フェーズの作業を確実かつ効率的に実施するために、ロフトワークが実践する独自のアプローチが紹介されました。

設計とデザイン

IAとUIの設計指針に基づいて、サイト設計とデザイン制作を進めます。単純な模倣やイメージ先行の感覚的なデザイン提案は行いません。この段階でワイヤーフレームとデザインの関係をしっかり固めるため、後から戻り作業が発生することはまずありません。

CMS開発とシステム開発

お客様と事前に共有させていただく仕様書に基づいて、正確かつスピーディーに開発を行います。バグフィックス用のプラットフォームも用意しており、長期化しがちな納品直前の開発作業や検証作業も、スムーズかつ効率的に進めることができます。WebRelease 2ベースのシステム開発については、実際に、求人情報DBや製品DBとの連携、XML連携による複雑な検索機能の実現、会員認証コンテンツとの連携など、豊富な実績があります。

コンテンツ登録

ここには意外な落とし穴があります。単純に完成したテンプレートに流し込むだけ、と考えていると、予想外のボリュームやCMSに適用した場合のギャップに悩むことになります。ロフトワークでは、必ず現行サイトのページリストを作成し、新しいサイトに移行すべきページを精査します。移行後のイメージの刷り合わせをはじめ、編集難易度別のレベル分け、内容の微調整などを経て、短期間での確実なコンテンツ移行を実現します。

テスト(バグフィックス)

掲示板方式の専用プラットフォームを使い、効率的にバグフィックスを実施します。これにより、メーリングリストのやりとりなどで発生しがちな“漏れ”を防ぐことができます。

最後に藤原は、セミナー全体を総括するように、「CMSサイトは育てるサイトです!CMS導入は、Webサイトの成長を手助けするための基盤づくりでしかありません。どうやってWebサイトを成長させていくか。これこそが重要なのです。」と強調。

CMS導入プロジェクトを通じて、Webサイトを育てる楽しさも含めたソリューションを提供したい。根底に流れるこの思いが、多くのプロジェクトの成功を支えてきたと言えそうです。

ロフトワークのCMS構築サービス

現状サイトの分析から、CMS製品選定・デザイン制作・テンプレート開発、更にはコンテンツの移行まで、
CMS導入に関わる一連のプロセスをオールインワンでサポートいたします

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