Home > セミナー・イベント > 導入企業の実話から学ぶ! CMS導入成功の秘訣

セッション資料
数万点の製品カタログとしてのWebツール
運用フェーズにフォーカスした最後のセッションでは、再びCMSの導入企業が登場。特に導入後の成果は誰もが気になるところ。会場の視線がさらに熱くなる中で、株式会社アイ・オー・データ機器 開発本部 広報宣伝部 Webマーケティング課の山崎義彦氏が、自社のプロジェクトを振り返りました。
まず、「既存のコーポレートサイトでは大量のコンテンツを手作業で更新しており、必要に応じてコンテンツを追加してきた結果、ユーザーの導線をはじめ、見た目、運用面でも多くの問題を抱えていました」と山崎氏。そこで同社は、htmlの知識がなくてもページ制作が可能なこと、テンプレートの自由度が高いこと、ディレクトリ構造の変化にも対応できること、将来を見据えてユーザー数に制限がないことなどをポイントにCMS製品を選定。最終的にWebRelease 2を導入したといいます。
10万ページものコンテンツを約800ページにまで絞り込み、極力運用手順を変更しない方針で移行した結果、現在は確かな手ごたえを感じているとのこと。具体的には、次のような成果が紹介されました。
・アクセスの変化(全体のPVが25%増加、直帰率5%減少、平均PV数2ページ増加)
・作業時間の短縮(Web担当者の残業時間が10%削減)
・単なる作業者からの脱却(短縮された時間をSEO対策やアクセス解析などに有効活用)
さらに、「Webチームはただのコンテンツ屋ではなく、Webマーケティングチームへと進化しつつあります。さらなる運用負荷の軽減を目指して、まもなく二次開発にも着手する予定です」と山崎氏。同時に、将来にわたるロフトワークとのパートナーシップにも期待を覗かせました。

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CMS導入によるサイトリニューアル
続いて大阪ガス株式会社 情報通信部 情報ソリューションチームの岩木圭氏が登壇し、CMS製品選びのプロセスから現在の利用状況までを紹介。導入前の状況はアイ・オー・データ機器とも似ており、「部門ごとにコンテンツを増やし続けてきた結果、デザインの異なるページが増え、部分最適になっていました」と岩木氏は振り返ります。
CMSを導入することでルールが自然に守られるような状況を作りたいと考えた同社は、実績、価格、基本機能をポイントにCMS製品を絞り込み、さらに実機検証やユーザー企業への訪問&ヒアリングを経てNORENの導入を決定。SEO、ユーザビリティ、アクセシビリティを意識したCMS構築が、確実に導入後の成果につながっているようです。
現在の利用状況について岩木氏は、「決裁フローが明確になっただけでなく、速やかな情報発信が可能になり、更新の手間も大きく軽減されました。また、ユーザビリティを改善したことで直帰率が半減。RSS購読者数は5,000名に増え、検索エンジン経由でのアクセスも約3倍になっています。
さらに喜ばしいことに、外部機関による企業サイトランキングでは、500社中301位から24位へと劇的な躍進を遂げました」と胸を張ります。それでも、「まだ改善の第一歩を踏み出したばかり。これからも、お客様視点に立ったサイト構築を心がけていきたいですね」と身を引き締める姿が印象的でした。

社内ポータルにCMSを導入した事例として注目を集めたのは株式会社朝日新聞社です。講師を務めた同社製作本部 IT推進セクションの山本忠俊氏は、「ちょうど一年前頃は、私も皆さんと同じように不安を抱えながらセミナーに参加していました」と前置き。この瞬間、会場内との一体感が一気に高まりました。
山本氏はまず、ポータルの活用が進まなかった原因について言及し、情報が探しづらい&あまり載っていない→あまり見ない→見られていないから情報を載せない→代わりに全従業員宛のメールで済ませるという「負のスパイラルに陥っていた」と表現。これをCMSの導入により、更新が活発に行われる→情報をみんなが見て活用する→みんなが見ているから情報を載せるという「正のスパイラルに転換する」ことが大きな目標でした。
1万ページもの大量コンテンツの移行方法には悩みも多かったものの、ロフトワークとの連携で、コンテンツを作る人、使う人の双方にとって便利なサイトを実現。プロジェクトの成否を分けた1つのポイントとして、山本氏はプロジェクト管理の重要性を挙げ、「PERT図を使ってクリティカルパスを明確化しながら進めていきました」と説明しました。また、本番サイトと練習用サイトの2つを用意したのは運用面での工夫点です。「WebRelease 2の場合、練習用サイトを用意するのに、別途追加費用が発生しないのも良かった点です」(山本氏)。
リニューアル後の社内ポータルは、どんどん活用が進みつつあるとのこと。「必要な情報がすぐに探せる社内ポータルに生まれ変わりました。更新されないコンテンツもなくなり、これまでは掲載されていなかったような情報も掲載されるようになりました。また、冊子の配布をやめて、社内ポータルでの情報発信に切り替えたものもあります。当初の目的は達成されています」と山本氏。セミナーの最後を飾るにふさわしい成功事例に、多くの参加者が、メモを片手に熱心に耳を傾けていました。
ステップ1 設計フェーズ
■ CMS発注のコツ 楽天株式会社 清水 誠氏
■ 今まさに進行中のCMS導入をレポート! 株式会社Z会 寺西 隆行氏
■ 製品選定の秘訣 株式会社ロフトワーク 諏訪 光洋
ステップ2 構築フェーズ
■ CMSプロジェクトにおける成否の分水嶺 株式会社ロフトワーク 林 千晶
ステップ3 運用フェーズ
■ 数万点の商品カタログとしてのWebツール 株式会社アイ・オー・データ機器 山崎 義彦氏
■ ライフライン企業のサイトリニューアル 大阪ガス株式会社 岩木 圭氏
■ 1万人の社員を支えるイントラネット構築 株式会社朝日新聞社 山本 忠俊氏
小林弘人氏、諏訪光洋、林千晶が出演〜シェア時代に働く人たちへ〜
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